今回は「簿記3級で 模擬試験(答案練習)を解かなきゃならない9の理由」の7つ目問2と問4は頻出問題を押さえる』について説明します。
まずは頻出問題を押さえる
前回記事の「得点源は問1と問3と問5」では、問1(仕訳)、問3(主に試算表作成)、問5(主に精算表作成)についてお話しました。今回は残りの問題、問2と問4についての対策についてです。
問2および問4に関しては、問1、問3、問5のように出題内容が固定となっている訳ではありません。あまり深入りすると、得点源となる問1、問3、問5に費やす時間が少なくなりかねませんので、問2、問4は、頻出問題をまずは押さえていくのがよいでしょう。
問2では「帳簿記入」問題を中心に対策を
問2の問題は大きな枠で言えば、頻出問題となるのは帳簿記入問題ということが言えるでしょう。
帳簿記入問題では「商品有高帳」「売掛金・買掛金元帳」「受取手形記入帳と支払手形記入帳」「小口現金出納帳」「現金出納帳」「当座預金出納帳」「補助簿の選択」などが出題されますが、中でも「商品有高帳」と「補助簿の選択」がよく問われます。この2つを中心に対策しておいてください。
なお「補助簿の選択」とは仕訳をした時にどの補助簿への記入が必要になるかを選択させる問題になります。
まずはこの帳簿記入問題に対応できるようにしておきましょう。
問4は出題パターンを覚えると対応が楽
もう1つの問4について。こちらの頻出問題は伝票になりますので、まずは伝票をしっかり押さえましょう。その他勘定記入・訂正仕訳・決算仕訳なども伝票ほどではありませんが、頻出問題になります。
問4についてはこのあたりをメインとして問題を解いていくのがいいと思います。問4の問題の特徴は出題パターンにバリエーションがそれほどはないのでパターンを覚えてしまえば、すぐに試験に対応できます。
問題を絞って準備することで得点力アップ
問2、問4に関しては問題を絞って、過去問や模擬試験を使って繰り返し解くことが得点をアップさせることになるでしょう。
なお、模擬試験は頻出問題を取り扱っているので、出題されている問題を繰り返し学習して、マスターしていただければ自然と身に付くようになっております。では、次回は「解説冊子だけでは分からないところは動画講義でフォローできる」についてお話したいと思います。
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