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労働生理編|独学で衛生管理者試験に一発合格する勉強法

労働生理編|独学で衛生管理者試験に一発合格する勉強法

連載「合格者が伝授!衛生管理者勉強法」では、衛生管理者試験の勉強法について、試験の概要と学習教材の選び方、試験科目「労働衛生」「関係法令」の取り組み方をご紹介してきました。

最終回の今回ご紹介するのは、残る試験科目「労働生理」の勉強法です。最後まで気を抜かずに、効率的な勉強法を身に付けて一発合格を目指しましょう。

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衛生管理者「労働生理」とはどんな科目?

労働生理の試験問題数は、第一種試験、第二種試験ともに10問です。ほかの2つの試験科目のように、第一種試験と第二種試験で違いはありません。

労働生理の内容は、人体についてです。
衛生管理者の試験内容では、この分野が比較的勉強しやすく、得点源となるのではないでしょうか。

私自身、栄養学部出身で生理学について学んでいたため、ここは満点を取る気持ちで臨みました。
ただし、大学で学んでから年数が経っていて忘れている部分も多く、結局イチからやり直した内容がほとんどです。

労働生理の具体的な内容は以下の通りです。

  • 人体の組織および機能:循環器系、呼吸器系、筋肉、消化器系、腎臓・泌尿器系、神経系、内分泌・代謝系、感覚器系
  • 環境変化による体温調節:体温調節のしくみなど
  • 疲労および予防法:ストレス、睡眠、職業適性

労働生理では、教材に出てくる内容をまんべんなく勉強する必要があります。がんばって勉強すれば得点も上がりますので、穴を作らないようにしましょう。

試験科目「労働生理」独学での学習のポイント

「労働生理」の独学の勉強法として、以下の方法をおすすめします。

1. テキストを読んで、全体像を理解する。暗記できるところは暗記する
2. 過去問をひととおり解いてみる
3. 間違った箇所の解説をみながら確認する
4. 苦手な問題を中心に過去問を解き直す

労働生理についても、他の科目と同じようにまずはテキストにひととおり目をとおし、全体像を把握しましょう。
そのあと、過去問を解いて出題の傾向を把握するのがポイントです。

あまり新しい問題は出ない傾向にあるため、過去問と同じようなパターンの問題が出ることが多いです。
独学での勉強法のポイントを押さえ、効率的に勉強しましょう。

人体の組織と機能|覚えるべきポイント

独学で勉強する場合、単語をそのまま暗記してもよいのですが、図や表にまとめて覚える勉強法がおすすめです。

例えばホルモンは、特に表に書いてまとめたほうが覚えやすいです。

衛生管理者 試験科目「労働生理」ホルモンまとめ

著者作成

上の表のように、分泌器官と名称、はたらきを表に書きこんでいきます。

表が書ければホルモンの問題はほとんど解けるでしょう。私は、試験本番では問題用紙に表を書きこんでから解いていました。
似たような名前でもはたらきが全然違う(例えばアドレナリンとノルアドレナリン)ものがあります。混乱しないように、表に整理するのがおすすめです。

【特に暗記しておいたほうがよいところ】

よく出る問題と覚えておいたほうがよい単語をピックアップしました。
特に血液循環、ホルモン、免疫、肝臓や腎臓のはたらきについては必ずといっていいほど出題されますので、しっかり押さえておきましょう。

衛生管理者 試験科目「労働生理|よく出る問題

著者作成

【血液循環の覚え方】

血液循環については、動脈と静脈がややこしいため、血液循環についてのおおまかな図を書けるようにしましょう。
試験会場でも、問題用紙に図を書いてから取り組むと、間違いがなくスムーズに問題を解くことができます。

衛生管理者 試験科目「労働生理」血液循環の覚え方

著者作成

実際に、私も試験本番のときは問題用紙に図を書いてから解いたので、間違いなく解答することができました。

血液循環に関する問題は、必ずといっていいほど出題されます。実際に、過去には下のように正誤問題として出題されていますので、確認してみましょう。

例1:肺循環により左心房に戻ってきた血液は、左心室を経て大動脈に入る。
例2:大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である。
(2021年10月第一種衛生管理者公表問題より)

例1、例2ともに、図をみると正しい選択肢ということがわかると思います。

まとめ:独学で衛生管理者試験の一発合格を目指そう

第1回から第4回まで、独学で衛生管理者試験に合格できる、おすすめ勉強法をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

第1回「試験科目」でご説明したとおり、衛生管理者試験の合格には、各分野の得点率が40%以上で、さらに全体では60%以上が条件です。

衛生管理者試験科目

特に労働衛生や関係法令の学習のポイントとしては、「有害業務」と「有害業務以外」の得意なほうから始めましょう。苦手なほうから始めてしまうと、時間ばかりが過ぎてしまい、試験日までに勉強が終わらない原因となってしまいます。

得意なほうをサクッと終わらせたら、残りの時間で不得意なほうに取り組みましょう。
できる限り時間を使い、過去問を解いていきます。問題数をこなすことで不得意な分野も見慣れてきて、本番の試験でも慌てず取り組めると思います。

私自身も、独学で衛生管理者試験に無事合格することができました。今までお伝えした内容が、皆さんの試験勉強のお役に立てれば幸いです。

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