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【実技試験・日本FP協会編】FP2級の受験者必見!知っておくべき鉄板論点

【実技試験・日本FP協会編】FP2級の受験者必見!知っておくべき鉄板論点

新卒6年目、責任の重い仕事を任されるようになってきた中、筆者は限られた時間の中でFP2級に合格する必要がありました。FP3級合格後、限られた時間内で勉強時間をなんとか確保し、合計30~40時間程度の勉強時間でFP2級に合格!

この連載「FP2級出題傾向と攻略ポイント」では、筆者が多忙な仕事をしながらFP2級に合格した際、どのような攻略ポイントを重要視したかをご紹介します。

第1回と第2回は学科試験対策についてでしたが、今回の第3回と次回の第4回は実技試験対策についてです。

FP2級試験の主催団体は「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(以下、きんざい)」の2つがありますが、今回は「実技試験対策・日本FP協会編」をお届けします。

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FP2級実技試験、主催団体ごとの特徴について

FP2級試験を主催している団体は、「日本FP協会(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)」と「きんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)」の2つがあります。
どちらで受験しても、合格すればFP2級技能士として正式に認定される点は変わりません。

学科試験については、日本FP協会ときんざいで共通の問題ですが、実技試験については主催団体によって問題が異なります。

きんざいの実技試験は出題範囲が狭く、内容が深いのが特徴です。一方、日本FP協会の実技試験は出題範囲が広く、難問は少ない傾向があります。
合格後FPとして活動したい方や、1級試験の受験を検討されている方は、偏りなく全試験範囲を学習する日本FP協会で受験すると良いかもしれません。
ご自身の仕事や興味で特定の分野に詳しくなりたい方は、出題範囲が絞られた受験区分を選択するきんざいで受験するのもよいでしょう。

実技試験では、主催団体や受験区分に合った攻略ポイントを把握する必要があります。それでは、日本FP協会の実技試験の出題傾向と対策をお伝えします。

「日本FP協会」の実技試験の特徴

日本FP協会の実技試験は、学科試験と同様の6科目から出題されます。学科試験同様、実技試験も6割以上の得点で合格となります。

日本FP協会の実技試験の特徴は、問題の出題パターンが一定であることです。過去問とは数値が異なる程度の問題も多くみられます。
初見では解けない問題もあるかもしれませんが、過去問を中心に演習を重ねれば、合格できる可能性が非常に高くなります。

ですので、過去問演習を通して出題傾向を把握することが、日本FP協会の実技試験攻略ポイントとなります。頻出問題を解いておくことは直前対策としてもとても有効です。

FP2級実技試験の鉄板論点6つ|日本FP協会編

それでは実技試験をFP協会で受験する方向けに、実技試験の鉄板論点をお届けします。

ファイナンシャルプランナーとしての適切な行為
学科試験同様、実技試験でもファイナンシャルプランナーとしての適切な行為が問われます。○×形式で正誤判定が求められることが多いです。
演習はもちろんですが、講座等を用いてファイナンシャルプランナーが行ってはいけない行為を整理しておきましょう。

資産計算で使う6つの係数
学科試験同様、6つの係数(現価係数、終価係数、減債基金係数、年金終価係数、年金現価係数、資本回収係数)を使った計算問題が出題されます。
与えられた係数早見表を用いて計算する点は学科試験と同様ですが、答えは記述する必要があります。
計算ミスをしないように演習をしておき、6つの係数を使った計算問題は得点源とできると良いでしょう。

キャッシュフロー表
キャッシュフロー表の穴埋め問題は頻出です。4人程度のとある家族について、数年後までの収入と支出を計算する必要があります。
表で与えられた変動率を使って、将来価値を求められるようにしておきましょう。簡単な計算式ですので、直前対策としてこの演習をしておくだけでも効果的です。

分配金
分配金の計算をする問題も多く出題されています。普通分配金と特別分配金の違いを区別できるようにしておくことが大切です。

建築基準法に従った建築物の最高面積
土地に建築物を建てる場合、建築基準法に従わなくてはいけません。出題傾向としては、延べ面積の最高限度を計算する問題が頻出です。

  • 前面道路の幅員が12m未満の場合、容積率には「都市計画の指定容積率」と「前面道路の幅×法定乗数」の低い方が採用される
  • 複数の前面道路に面している場合は、最も幅が広い道路が前面道路となる

この2点が計算の前提知識として必要となりますが、問題文には書いていない可能性が高いです。この2点は知識として覚えたうえで計算に臨む必要があります。

贈与税の計算
相続時精算課税制度、暦年課税制度のそれぞれでの贈与税を計算する必要があります。
相続時精算課税の場合は累計2,500万円までは非課税であり、2,500万円を超える額については一律20%の税率が適用されます。

暦年課税の場合は、年間110万円までは非課税となります。どちらの制度も、金額や税率を前提知識とした計算の仕方を問われる出題傾向があります。

FP2級実技試験の鉄板論点6つ|日本FP協会編

連載「FP2級出題傾向と攻略ポイント」、第3回は、実技試験対策(日本FP協会編)として、出題傾向や攻略ポイントをご紹介しました。

実技試験では学科試験と似た問題も出題されることがありますが、記述式になるのが大きな違いです。計算結果の記述の仕方(四捨五入なのか、切り捨てなのか等)も正しく解答できるように演習しておきましょう。

次回の第4回は「実技試験対策(きんざい編)」。きんざいでの受験対策として、実技試験の攻略ポイントをご紹介します。

FP2級講座

参考URL:
https://www.jafp.or.jp/exam/outline/
https://www.jafp.or.jp/exam/mohan/

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