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宅建合格者が教えます!「税・その他」重要論点と勉強ポイント |科目別勉強法⑤

宅建合格者が教えます!「税・その他」重要論点と勉強ポイント |科目別勉強法⑤

この連載では、不動産業界未経験&法律の知識ゼロから独学で宅建試験一発合格を果たした筆者の“効率の良い勉強法と試験科目ごとの重要論点”をお伝えしています。

連載5回目の今回は、宅建試験科目の「税・その他」の重要論点と学習法についてです。

この試験科目は範囲が狭く、専門知識がなくても常識力や消去法で解けることが多いです。まずは基本を押さえ、問題を解きながら周辺知識をつけていきましょう。

またこの科目は不動産業にお勤めの方向けの免除制度があるため、その制度についても解説します。

宅建 勉強スケジュール:筆者提供
宅建 勉強スケジュール:筆者提供
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「税・その他」の出題範囲を理解しよう

税・その他では、日本の税制度や、宅建業法・法令上の制限で出題されないその他の不動産に関する法律から出題されます。

宅建試験全50問のうち、税・その他等の出題は8問を占め、目標点は5点といわれています。

出題範囲 出題数
不動産に関する税金 3問(問23~問25)
不動産鑑定評価基準
地価公示法
住宅金融支援機構法 5問(問46~問50)
景品表示法
統計
土地・建物

表からわかるように、「税・その他」の問題数は計8問と他の試験科目と比べて少ないため、出題数を意識して勉強することが重要です。
必死に細かい知識を暗記してもなかなか点数が伸びづらいため、まずは基本をひと通り学習するだけでOK!
出題数の多い宅建業法や、理解に時間を要する民法等のほうに時間を費やすようにしましょう。

「税・その他」の重要論点

それでは、税・その他の範囲での重要論点とその学習法をみていきましょう。

① 不動産取得税・登録免許税・印紙税・固定資産税

日本には様々な税がありますが、宅建でよく問われるのは、不動産取引と関係の深いこの4つです。

ここでの重要論点は、「誰が誰に払うのか」「金額はどのように計算するのか」「どのような特例制度があるのか」です。

まずはそれぞれの税において、この3点を押さえることから始めましょう。

② 地価公示法・不動産鑑定評価基準

地価公示法は、国が一般の土地の価格を決める際の指標を定め、適正な価格で土地の取引がされるよう定めた法律です。
それに対し不動産鑑定評価基準は、不動産の適正な評価を行う際の指標をいいます。

宅建試験では毎年どちらか1問出題されるため、それぞれを比較して覚えておきましょう。
特に不動産鑑定評価基準では、原価法・取引事例比較法・収益還元法と少し複雑な内容になるため、それぞれのキーワードを押さえることがポイントです。

③ 5問免除科目

住宅金融支援機構法、景品表示法、統計、土地・建物は「5問免除科目」と言われ、一定の条件を満たした方は受験が免除されます。(※)

ここでは、
  • 住宅金融支援機構という独立行政法人がどのような業務を果たしているのか
  • 不動産に関する広告にはどのような制限があるのか
  • 近年の不動産業界の動向はどうなっているのか
  • 土地の位置や建物の材質・建築法でどのような違いがあるのか
といった内容が出題されます。

学習量の少ない範囲なので、5点丸ごと得点することを目標にしましょう。
テキストのページも少ないため、過去問の繰り返しで大丈夫です。
統計問題は過去問を解いても意味がないため、ひとまず飛ばしても問題ありません。

※ 問46~問50の問題は、一定の要件を満たすと免除される制度があり、その要件は「試験申込み時において、宅地建物取引業に従事している者が登録講習を修了すること」となっています

免除者の合格率は一般の方より高いため、5問免除はかなりお得な制度です。
不動産業界で働いている方は自分が対象になるのかを確認し、対象の場合は早めに登録講習の受講申し込みをしておきましょう。
登録講習を修了するには約2~3ヵ月かかるため、受験する年の3月頃までの受講申込みが推奨されています。

勉強のポイント① 勉強は広く浅くでOK

税・その他は、民法等や法令上の制限と比べ、専門用語が少なく比較的取り組みやすい試験科目です。
また税金の範囲はファイナンシャルプランナー(FP)と重なるところも多いので、FP学習者は少しお得かもしれません。

税・その他は、理解というより暗記中心のため、過去問を中心に勉強し、その都度頭に入れていく学習法がよいと思います。
出題数が少ないため、深みにはまらず「広く浅く」学習を進めることが、合格のための重要ポイントです。

また、いかに効率よく時間をかけずに知識をつけるかも重要です。まずは前述した、範囲ごとの重要論点から勉強を始めましょう。
他の科目を学習した後の息抜きや、やる気が出ない日、通勤の合間などで少しずつ勉強を進めても良いと思います。

参考までに、筆者は9月頃から税・その他の勉強を開始し、「過去問を解く→テキストに戻り周辺知識を確認する」を繰り返しました。
まとめて勉強時間を取れる日は宅建業法や民法等の勉強をし、税・その他は通勤時間や仕事の昼休みにスマホで1問1答を解きました。

あくまで8問(登録講習受講者は3問)しか出題されないため、基本をしっかりと押さえ、やや踏み込んだ知識は、余裕ができたら手を付けるようにしましょうね。

試験勉強の効率をより重視する方には、プロの講師が要点を絞り解説してくれているオンライン講座の受講もおすすめですよ。
スマホで学べるものもあるので、忙しい社会人にぴったりの勉強法だと思います。

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勉強のポイント② 統計問題はあとまわしでOK

宅建初心者の方が学習法に悩みやすいのが、問48~問50の3問だと思います。
この3問は、登録講習を受けた5問免除の方は解かずして得点できる問題になるため、一般の方はぜひ落としたくないところですよね。

問48は毎年統計問題となっており、その年の地価が前年と比べて上昇したのか下落したのか、土地取引数が増加したのか減少したのかといった問題が出題されます。
過去問を解く際はひとまず飛ばしておいて問題ありません。なぜなら、試験前日の詰め込みでも十分間に合うからです。

統計問題のおすすめの学習法は、試験直前期に各種統計を参考に暗記することです。各種統計はさまざまなサイトやテキストにまとめられているので、信頼できる情報を見つけ暗記を進めましょう。

問49、50は土地・建物についての出題です。土地の形状ごとの特性や建物の施工法・構造など一見難しく感じる問題が多いですが、実は問題文さえ読みとれれば解ける問題がほとんどです。

例えば、筆者の受験した2022年の試験では以下のような出題がありました。

問50 4.軸組に仕上げを施した壁には、真壁と大壁があり、真壁のみで構成する洋風構造と、大壁のみで構成する和風構造があるが、これらを併用する場合はない。

最も不適当なものを選ぶ問題で、1~3の選択肢は全て専門的な内容だったため当時の私には正誤がさっぱり分かりませんでした。しかし4の記述を読み、「併用する場合がない」なんてことはないだろうと考えこの選択肢を選び、結果正解しました。

このように、問49、50は全く分からない内容でも、問題文の表現で「これが正解っぽいな」と感じられる場合が多いです。
もし試験本番で常識力や問題の言葉尻の読み取りで解けない問題があれば、ほとんどの受験者が解けない問題だと割り切り、違う問題を考えることに時間を使いましょう。

特に建物の構造や材質の範囲は専門用語が多くテキストにも記載が少ないため、対策が取りづらいです。
まずは過去問に出てきた内容を確認し、細かい内容はひとまず後回しで問題ないかと思います。時間に余裕のある方のみ細かい内容を覚えていきましょう。

勉強のポイント② 統計問題はあとまわしでOK

連載「合格者が教える!宅建科目別勉強法」、今回は、出題数が少ないがゆえに多くの方が勉強法に悩みやすい「税・その他」の重要論点と学習法について解説しました。

この試験科目はいかに時間をかけずに合格点を取れるかが重要です。過去問演習を中心に広く浅く、重要ポイントは確実に覚えていきましょう。

次回は最終章として、「試験直前期における科目別の学習法」についてお伝えします。
試験直前期にやるべきこと・やってはいけないことなど、合格を目指す宅建受験者に必見の内容です!お楽しみに。

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