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運行管理者(貨物)試験に最短で合格!簡単なところ、難しいところとは?

運行管理者(貨物)試験に最短で合格!簡単なところ、難しいところとは?

皆さん、初めまして。
ここでは、全5回の連載で、運行管理者(貨物)試験合格に向けた最短勉強法を紹介していきます。

第1回の今回は、運行管理者試験の難易度と、受験勉強をする前に知っておきたいポイントについてです。

実は運行管理者の試験は、自動車教習で習った内容など、運転をする人からすると結構身近な内容が出題される試験。そのため、意外と簡単に解答できる問題が多いのも特徴です。

記事内では、筆者の体験も踏まえ、皆さんが楽しく勉強できるような情報が提供できたらいいなと思います。

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運行管理者(貨物)試験の難易度は?

そもそも、運行管理者(貨物)試験の内容とはどういったものなのでしょうか。
まず試験の出題項目ですが、大きく5つの項目からなっています。

【出題項目】

  出題数
① 貨物自動車運送事業法 8
② 道路運送車両法 4
③ 道路交通法 5
④ 労働基準法 6
⑤ その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 7
合 計 30

出典:令和2年度第2回運行管理者試験のご案内(PDF)

次に合格基準としては以下の通りとなっています。

【合格基準】
① 総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること。
② 上記「出題項目」の①~④の項目毎に正解が1問以上あり、⑤については正解が2問以上であること。

最後に、ここ最近の合格率は以下の通りです。

運行管理者試験 合格者数

ここ5年間の合格率は、平成28年度の第2回目を除けば30%前後で推移しています。
皆さんはこの合格率を見て難しいと思われるでしょうか?  

実はこの数字、実数とは少し違うと筆者は思っています。なぜかというと、試験会場に行かれたことがある方ならわかると思いますが、試験の途中で退室する方が結構いるのです。
これはあくまで筆者の予想ですが、試験を途中退室する方は、もしかすると会社から無理矢理受験しろと言われた方や、勉強する時間がほとんど無く当日を迎えたという方なのかもしれません。

どういうことかというと、最後まできっちり受験した人だけを分母にするなら、もっともっと合格率は高いということ。ですので、ポイントを絞って勉強し受験に備えることができれば、合格率の数字ほど難しい試験ではないと言えると思います。

出題内容のポイント

運行管理者(貨物)試験の受験勉強を始める前に知っておきたい「出題項目ごとのポイント」を、筆者がわかりやすくまとめてみました。ここでは、“だいたいこんな感じなんだ”と思ってもらうだけでいいので、気楽に読んでください。

① 貨物自動車運送事業法(8問)

「貨物自動車運送事業」という難しそうな漢字が並んでいますが、平たく言えば「運送業」のことで、それらを行うにあたってどんな取り決めがあるのかという問題になります。

② 道路運送車両法(4問)

運送業を行う車両の登録・検査・維持などで、どういった取り決めがあるかという内容が出題されます。

③ 道路交通法(5問)

教習所で習った運転ルールやマナーなど、基本的な内容が出題されます。

④ 労働基準法(6問)

トラック運転手(ドライバー)の労働基準について出題されます。ドライバーは他の職業とは若干異なった労働基準が定められているので、その違いを理解できるかがポイントになります。

⑤ その他運行管理者の業務上必要な知識・能力(7問)

運行計画書やデジタルタコグラフといった、運行管理者が実際に業務を行うにあたっての実務に沿って出題されます。

続いて、筆者が思う、比較的簡単な項目難しい項目を、分けて解説したいと思います。

出題内容で簡単なのは③④の項目

③の道路交通法と、④の労働基準法で出題される内容は、車に乗る方にとっては馴染みのある内容となっていますので、比較的簡単に理解できる得点の稼ぎどころだといえます。
テキストを読む際も、知っている部分は飛ばすなどして、勉強の時短化ができるでしょう。

しかし注意したいのが、運転ルールやマナー、労働基準には改定があるということ。自分が免許を取得したときから変わっていることもあると思うので、その点は注意して進めましょう。

出題内容で難しいのは①②の項目

①の貨物自動車運送事業法と、②の道路運送車両法の項目で出題される内容は、法律の問題がメイン。難しい言い回しや知らない単語など、最初こそ戸惑うかもしれませんが、徐々に慣れていけば大丈夫!解説がしっかり書いてあるテキストなどで理解を深めながら、しっかり学んでいきましょう。

そして⑤のその他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力の項目は、①~④の知識などが実務に沿って出題されていきます。ここはひたすら過去問にチャレンジすることでグッと正答率があがるでしょう。

極端な話ですが、③④の項目で満点が取れれば11点なので、残り19問の正答率は40%もあれば、余裕を持って合格圏内に到達ということになります。得意なところを落とさないように進めるのか、全体をまんべんなく学ぶのか、など、最短合格のために自分に合う効率的な進め方を考えながら進めてみてください。

出題方法のポイント

運行管理者(貨物)試験の出題方法はいろいろあるのですが、実務以外の出題方法を大きく分類すると以下のようになります。

①選択肢のうち「正しい」もしくは「誤っている」ものを1つ選ぶ
②選択肢のうち「正しい」もしくは「誤っている」ものを2つ選ぶ
③選択肢を「正しい」ものと「誤っている」ものに分類する
④空欄補充

出題方法で簡単なのは①と④の項目

①は答えを1つ選ぶだけ、④は単語をひたすら覚えるだけなので、比較的簡単といえます。4つの選択肢の内容がすべてわからなくても、ポイントを理解できていれば解答できるでしょう。

出題方法で難しいのは②と③の項目

②③については4つの選択肢すべてを見ていかないといけないので、少し難しいといえます。

まずは出題方法①と④で確実に得点を稼ぐ、そして出題方法②③は余裕を持って臨むという感じでメリハリをつけて対処するのがおすすめです。

運行管理者(貨物)講座

運行管理者(貨物)試験に最短で合格!簡単なところ、難しいところとは?

いかがでしたか?運行管理者(貨物)試験は、実は合格率の数字ほど難しくはないこと、そして出題内容にも、簡単なところと難しいところのメリハリがあることを、わかっていただけたと思います。

これをはじめに理解してから進めることで、全体の勉強時間を短縮して効率よく学びを進められると思うので、ぜひ参考にしてみてください。

さて次回は「独学で合格するポイント」をご紹介します。この資格試験に独学で合格したいという人は必見ですよ!お楽しみに。

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