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ビジネス実務法務3級の出題形式①「文章穴埋め」法律用語はテキストをス~ラスラ

ビジネス実務法務3級の出題形式①「文章穴埋め」法律用語はテキストをス~ラスラ

「一昨日、インターネットの通信販売で掃除機を購入して、昨日届いたんだ。使ってみてなかなか良い商品だったんだけど、今日になって先輩からいらなくなった掃除機をもらったんだよね。せっかく買ったんだけど、いらなくなったから返品したいんだ。たしか、クーリング・オフっていう制度があって返品できるんだよね?」と友人からの相談。あなたなら何て答えますか?

皆さん、こんにちは!ビジネス実務法務3級に合格するための勉強法をお話しするこのブログ、4回目は、「本試験の出題形式①『空欄補充』法律用語はテキストをス~ラスラ」というお話です。

今回と次回を使って、ビジネス実務法務3級で出題される問題形式をもとに、その学習方法についてお伝えしていきますね。

丸暗記は必要ない!(空欄補充形式の対策)

ビジネス実務法務3級で出題される問題には、「一問一答」形式、「空欄補充」形式、「四肢択一」形式、「組み合わせ」形式の4つの出題形式があります。今回は、「空欄補充」形式についてのお話をします。

契約は、一般に、申込みの意思表示と承諾の意思表示とが合致することによって成立する。ただし、商法上、商人が平常取引をしている相手方からその営業の部類に属する契約の申込みを受けた場合には、商人に[ア]が課せられ、遅滞なく申込みに応じるか否かの通知を発しなかったときは、申込みに対して承諾をしたものとみなされる。(2019年第46回第5問5-2より抜粋)

上記は実際のビジネス実務法務3級の本試験問題を抜粋したものです。このように、「空欄補充」形式の問題は、長文の中にある[ ]に入る語句を選択肢の中より選ぶ問題です。

現時点では上記の問題文が何を言ってるんだか、わけが分からないと思いますが、重要なことは、空欄補充問題は、正解の語句を「選択肢の中から選ぶ」ということです(“選ぶ問題”と呼ぶことにします)。

「当てはまる語句を書きなさい。(“書き問題”と呼ぶことにします)」ではないのです。

前後の文脈からアの空欄に入りそうな選択肢の候補を見てみると、

③善管注意義務  ⑦質問応答義務  ⑪諾否通知義務

があります。

ああ、諾否通知義務ね!そうだった…正解は⑪。つまり、上の例で言うと、問題文を読んだ時点で「諾否通知義務」という言葉が思い出せなくても、選択肢を見て思い出せればよいのです。

これがもし仮に“書き問題”だとしたら、「諾否通知義務」という言葉が思い出せない時点でアウトです。この点から、空欄補充問題は、“選ぶ問題”であることでハードルが低いといえます。だって言葉を丸暗記する必要がないのですから。

空欄補充形式の対策にもっとも有効な方法とは?

まとめると、空欄補充形式の問題(選ぶ問題)は、テキストを読んで、法律の用語や制度、キーワードを理解していれば解けます。

使うのは、2つのアイテムのうちの「テキスト」です。勉強するのは、「1日のスキマ時間×2回のうち最初の1回」です(これは今までのブログの内容の復習ですよ)。

テキストは一言一句じっくりと、暗記しながら読む必要はありません。途中でわけが分からなくなっても、読み続けてください。テキストはスラスラ読む。これがコツです。

試しに、法律をまったく知らない方に、前回紹介した「2020年度版 ごうかく!ビジネス実務法務検定試験®3級 攻略テキスト」をスラスラ30分間読んでもらいました。

その結果、読める分量は、だいたい1分間に1ページ、30分で30ページでした。テキストの「はしがき」「目次」「索引」などを除いた正味のページ数が約270ページですから、スキマ時間1回分30分を使うと、10日間程度でテキスト1冊を読み終えることができます。これを1ヵ月続ければ、1冊を3回読み回すことができます。

これで空欄補充問題は怖くないはず!試験直前期に実際の過去問を解いてみてください。

次回は他の出題形式についてお話します。それでは、また。

今回は忘れていませんよ、冒頭の友人の話。ビジネス実務法務3級の合格者のあなたなら、「残念ながら、クーリング・オフの制度は、特定商取引法上、訪問販売や電話勧誘販売などにはあるけれども、通信販売にはないんだよ。『不意打ち性がない』というのがその理由なんだ。そのインターネットサイトの注意書き等をもう一度しっかり読んで対応を検討すべきだね。」としっかりとアドバイスするでしょうね♪

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