「親父が死んで、遺産をおふくろと相続することになったんだけれど、親父が遺産の全部を愛人に贈与するという遺言を残していたんだ。俺もおふくろも、遺産を1円も相続できなくなっちゃうのかな。」と心配げな友人からの相談。あなたなら何と声をかけますか?
皆さん、こんにちは!ビジネス実務法務3級の一発合格勉強法についてお話しするこのブログ、第3回は、「テキストと問題集を揃えよう!必要知識は2冊にすべてコミッコミ」というお話です。
前回、「“ポイントを押さえた”学習」と「“効率の良い”学習」をしましょうというお話をしました。
そして、「“効率の良い”学習」ということで、1日のスキマ時間を2回(インプットとアウトプット)に分けて、“テキスト”と“問題集”をやりましょうといいました。
今回は「“ポイントを押さえた”学習」についてのお話です。
「“ポイントを押さえた”学習」とは、ズバリ!「試験に出るところを効率よく学べるテキストと問題集を使って学習する」ことです。それではどのような教材を使えばいいのでしょうか。
テキスト選びのポイントはたった1つ!
まず、テキストを選ぶときですが、コツは1つだけ。「できるだけ薄い(ページが少ない)ものを選ぶ」ことです。
テキストのページが多いのは、当たり前ですが、説明が多く書かれているためです。「詳しくていいじゃないか」と思われるかもしれませんが、法律を深く勉強することが目的ではなく、短期間で試験に合格することが目的です。
試験に出ないところまで掘り下げて勉強する必要はありません。逆をいえば、薄いテキストは、「試験に直結する重要点に絞って記述がされているからページが少ない」のです。
テキストが「薄い」ことで精神的にも「これだけやればいいんだ」という気持ちにさせてくれて、モチベーションの維持に繋がります。勉強を長続きさせるためにも非常に重要なことです。
おすすめは、早稲田経営出版の「ごうかく!ビジネス実務法務検定試験®3級 攻略テキスト」です。「70点をとれば受かる!」ということを踏まえて、合格に最低限必要な知識を、図表等を用いながらわかりやすくまとめてあります。
また、このテキストは、オンスクの3級講座を担当されている講師の方がみずから執筆されたものですから、安心できます。
もちろん、予備校講座をご利用される場合は、その講座の指定テキストで十分です。講義をしっかり受講すればインプットは大丈夫ですので、1歩リードしている感じですね。
問題集選びのポイントはこの3つ!
次に、問題集ですが、「一問一答形式」の問題集を1冊入手してください。 具体的には、「ごうかく!ビジネス実務法務検定試験®3級 攻略問題集」または、「ビジネス実務法務検定試験® 一問一答エクスプレス 3級」のどちらかがベストです。
合格するために問題集に求められる条件は以下の3つです。
1.本試験の出題形式に対応していること2.過去問が載っていること
3.過去に出題されたことのない問題に対応できる本であること
上記2つの問題集はこの条件のすべてを満たしています。「ごうかく!ビジネス実務法務検定試験®3級 攻略テキスト」をお使いの方なら、「攻略問題集」を、それ以外の方は「エクスプレス」を選ぶと良いでしょう。
さて、次回より、いよいよビジネス実務法務3級の本試験の「出題形式とその対策」に入っていきましょう。それでは、また。
あっ、そうだ!冒頭の友人の相談。ビジネス実務法務3級の合格者のあなたなら、「君とお母さんには、遺産の2分の1の遺留分が保障されるから、1円も相続できないということはないよ。少しは安心したかい?」と笑顔で答えるでしょうね♪
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