皆さん、こんにちは。
色彩検定2級講座担当の長澤陽子です。
連載「講師が教える色彩検定2級の学習ポイント」、第4回です。
前回に引き続き、今回も学習ポイントについてお話しします。
色彩検定2級の学習ポイント 目次
2級の学習ポイント⑦「ファッション」の章
「ファッション」は、3級でも出てくる部分ですが、2級ではさらに専門的な部分が入ってきます。
ファッションディレクターの役割や、特にファッションカラー情報収集についてよく問われています。
カラートレンドや素材トレンド、コレクション情報は、時系列に整理をしておきましょう。順番や流れはよく問われる部分です。
ファッションイメージは、公式テキストに掲載されているイラストとそれぞれの特徴を押さえておきましょう。
3級同様にファッションでも配色問題が必ず出題されています。
公式テキストP.70~75を活用して、配色ルールやそれぞれの特徴を押さえ、図版から配色の読み取りができるようにしておいてください。
また、2級では専門用語が多く出てくるのも特徴の1つです。VMD、MPS、VPなどの専門用語は、読みや意味、特徴を頭にしっかり入れておきましょう。
2級の学習ポイント⑧「プロダクト」の章
「プロダクト」は、ページ数も少なくそう難しい内容ではありません。
ですが、公式テキストの図版などもよく出題されるところです。図版と説明を紐づけておいてください。
2級の学習ポイント⑨「インテリア」の章
「インテリア」も3級で出てきますが、2級ではさらに深い部分まで多岐に渡っています。
ここでは、まず「インテリアカラーコーディネートをするに当たっての、カラーコーディネーターとしての役割は何か」を押さえておきましょう。
その部分をしっかり押さえておくと、どこがインテリアカラーコーディネートのポイントになるかが見えてきます。
インテリアでも公式テキストの図版がよく出題されます。
公式テキストP.93はよく出題されていますので、スタイルと図版、特徴を整理しておいてください。
2級の学習ポイント⑩「エクステリア」の章
「エクステリア」は、2級で初めて出てくる範囲となります。ページ数も多く、マンセル表色系と繋がる部分もあるため出題されやすい部分です。
まずは、エクステリアとは何か、エクステリア環境色彩の考え方をしっかり押さえましょう。そこを押さえることで、エクステリアとカラーの関わりが理解できポイントが見えてきます。
エクステリアについても公式テキストの図版はよく出題されています。
例えば、P.105ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの図版、P.107住宅外観スタイル分類などは何度も出題されています。
また、P.110~113色彩計画の手順のところはマンセル表色系と繋がりがある部分です。
特に色彩計画手順の順番や色彩調査の仕方、分析の仕方はしっかり押さえておいてください。P.111 図32の色彩分布図(マンセル表色系)の読み方をわかるようにしておきましょう。
テキストの後半戦は、これまでに何度もお伝えしていますが、内容的には難しいものではありません。
ですが、ページ数も多く暗記量も増えるため、受験生泣かせの部分でもあります。
まずは、各章ごとにポイントを押さえ、公式テキストを使い図版とポイントをしっかり紐づけておきましょう。
そして、そろそろ入手した過去問題を解いてみてください。
そうすることで、学習ポイントも見えてきますし自分の苦手箇所もわかります。
試験直前は辛い時期ですが、合格目指して頑張ってください。
今回の色彩検定2級の学習ポイント まとめ
「ファッション」 ディレクターの役割・カラー情報収集についてよく出題される。トレンド・コレクション情報は時系列に整理しておくこと。
配色問題は必ず出るので、配色ルールや特徴の暗記は必須。公式テキストの図版から配色の読み取りができるようにしておこう。
「プロダクト」 公式テキストの図版をチェックしておこう。
「インテリア」 カラーコーディネーターとしての役割を押さえることで、カラーコーディネートのポイントを確認しよう。公式テキストP.93は必須。
「エクステリア」 エクステリアとは何か、環境色彩の考え方を押さえよう。公式テキストP.105、107の図版は頻出。
色彩計画手順の順番や色彩調査の仕方、分析の仕方は必ず押さえよう。
いかがでしたか?
次回も「2級の学習ポイント」についてお伝えしていきます。
前回までの学習ポイントはこちら↓
学習ポイント① テキスト・問題集
学習ポイント②「色彩調和」の章
学習ポイント③「色の表示」の章
学習ポイント④「光と色」の章
学習ポイント⑤「生活と色」「配色イメージ」の章
学習ポイント⑥「ビジュアル」の章
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