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初学者必見!第二種電気工事士に合格するための最短おすすめ勉強法

初学者必見!第二種電気工事士に合格するための最短おすすめ勉強法

皆さんこんにちは!
この連載「第二種電気工事士の最短勉強法」 では、フルタイムで仕事しながら独学で第二種電気工事士に合格した筆者が、その体験に基づいて、第二種電気工事士資格取得のための効率的な勉強法についてお話ししていきます。

連載第4回の今回は「第二種電気工事士のおすすめ勉強法」についてです。
第二種電気工事士の資格に興味を持ち、独学で挑戦しようと思った初学者の方にとって、どのような勉強法で最短合格を目指せばよいのかは、とても気になる点ではないでしょうか。

今回の記事では、筆記試験・技能試験別におすすめの勉強法を解説。
最後は筆者おすすめの勉強法についても紹介するので、最短合格へ向けて参考にしてみてください。

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筆記試験のおすすめ勉強法3つ

まずは、筆記試験でのおすすめ勉強法を3つ解説していきます。

満点を目指さなくてOK!7割正答を目指そう

筆記試験では、満点を目指すのではなく、「合格ラインへ到達するための勉強法」でOKだと思います。

なぜなら、第二種電気工事士の第一次試験は筆記試験で、これを合格しないと技能試験に進めませんが、筆記試験の点数は技能試験の点数には影響しないからです。
合格という結果があればOKなのです。

筆記試験の試験勉強期間については、約半年間くらいが標準的であると前回の連載でお話ししました。
この半年間で、合格ラインの60点以上の点数へ到達するためには、完璧に全分野を理解する必要はありません。7割正答を目指せばいいのです。

こう考えると少し気がラクになりませんか?難しい科目に当たったら、そこを飛ばして得意なところを先に進めましょう。全体で7割と常に考えながら進めてみてください。

基本用語問題を着実に覚えよう

具体的な勉強法としては、まずは点数を取りやすい基本用語問題を着実に覚えることをおすすめします。

連載第1回でお話しした通り、筆記試験の問題数は50問で配点は各2点ですので、30問以上に正解することが目標です。

例年、基本用語にまつわる問題だけで6割程度(30問程度)を占めるため、そこをしっかり網羅していけば、かなり合格へ近づくと思います。

筆者も、難しい計算問題は最終的にあきらめましたが、それでも合格しましたので安心してください。

基礎用語は、機器や工具の写真・図記号を見て名称を答えられるように、英単語を暗記するような要領で、1つずつ問題を反復して覚えていきます。

ただし、ただ単に「名称」を暗記するのではなく、実際にその機器が「どの場所に」「何の目的で」使われるか、まで一緒に覚えることが大事です。

テキストには写真や図解でそのすべてが載っていますので、名称と使い方や特徴を合わせて覚えるとよいでしょう。

過去問題を解く際は実践形式でやってみよう

試験対策で過去問題を解く際には、本番と同じ条件で実践するのがおすすめです。
試験時間の120分を計り、まずはテキストなどを一切見ないで解いてみましょう。

その際は、まっさらな問題用紙を使うのがポイントです。
実際に試験を受ける時と同じように印をつけたり計算を書き込んだり、メモをすることに慣れるのも大事です。
ちなみに、第二種電気工事士の本番でも試験問題用紙を持ち帰ることが可能ですので、どんなに書き込みをしても大丈夫ですよ。

電気工事士の過去問題は、約10年分がPDF形式にて無料公開されています。ダウンロードすれば、何度でも新しい問題用紙が手に入りますので、メモし放題です!ぜひ活用しましょう。

参考:一般財団法人 電気技術者試験センター 第二種電気工事士試験の問題と解答

また、添削課題のあるオンライン講座を受講すると、日常の課題からこれを実践できるのでさらに役立ちおすすめです。ぜひ参考にしてみてくださいね!

技能試験のおすすめ勉強法3つ

第二種電気工事士の第2次試験は、実際に配線を行う技能試験です。
技能試験対策として、勉強期間は約2ヵ月の短期集中がおすすめだと前回の記事でお話ししましたので、その期間を念頭に入れた勉強法をご紹介します。

技能試験対策にはDVD動画やオンライン動画を活用しよう

技能試験対策では、まずは初期段階でDVD動画やオンライン動画を最大限に活用して、上手な方の配線や手さばきを確認することが有効だと思います。

特に作業に不慣れな電気未経験者は、テキストの静止画では理解しづらい部分が多いです。最初に動画で正しい流れを確認すると、その後の理解もスムーズだと思います。

平日は、基本的な結線作業を繰り返し練習しよう

第二種電気工事士は、働きながら資格を目指す人も多いと思います。
しかし、働きながらだとなかなか勉強時間が取れませんよね。筆者も平日に勉強時間を確保する習慣をつけるのに大変苦労し、電車での移動時間を利用することで、なんとか勉強時間を確保していました。

2ヵ月の短期間で合格レベルの技能を身に付けるには、時間が取れるときと取れないときの練習法を分けて、効率的に練習をするのがおすすめです。

まず平日は、短時間でもいいので、動画などのお手本を参考にして「基本的な結線作業」を繰り返し反復練習しましょう。
基本的な結線作業には、主に以下のようなものが挙げられます。

・電線ケーブルの切断はぎ取り作業
・器具への配線取り付け作業
・電線同士の接続作業など

試験問題に出される配線は、この基本的な結線作業をしたものを、それぞれ合体して完成させますので、まず基本要素のみを練習するイメージです。

試験で配線をはやく完成するためには、この基本の結線作業をどれだけはやく正確に行うかが重要です。
そのため、平日の短時間練習では、結線作業のスピードとクオリティをあげることに費やしましょう。

また配線作業では「配線の欠陥」があると、減点や不合格になるおそれがあります。数ミリの違いでも欠陥判定になる場合があるので、スピードだけでなく、欠陥のないように仕上げる正確さも意識して練習しましょう。
どのようなものが「欠陥」にあたるかは、テキストや動画に詳しく解説されているので、そちらを確認してくださいね。

初心者だと、自分にできるか心配になるかと思いますが、繰り返し練習して配線に慣れてくると、おもしろいように的確にできるようになりますので、挫折しないで練習を続ければ大丈夫です。
筆者も、最初は要領が悪くてもどかしい思いをしましたが、最終的には上手にできるようになりましたよ。

時間のとれる休日などは候補問題を1問完成させてみよう

休日など、すこし時間がとれるときは、公表候補問題を1問ずつ完成させる練習を行いましょう。

その日にやる問題1つを決めて、まずは動画で一通り完成するさまを見るのがおすすめです。
テキストや動画は、その年の候補問題が全て網羅されているものばかりなので、動画を見る際は、テキストと照らし合わせながら見てポイントを確認しておきましょう。

どの候補問題も、問題用紙を見て複線図を描き、配線を切ってつなげていくような同じ流れで解く問題ですので、動画を見ると自然と作業の流れが理解できると思います。

そして、時間がかかってもいいので、1問ずつ配線を完成させていきましょう。手順がわからなくなったら、また動画を見直して真似をする、ということを繰り返すといいと思います。

筆者は、最初は何度も動画を見直したため、1つの問題を完成させるのに2時間以上かかったこともありましたが、最終的には40分の時間内に完成できるようになりました。
皆さんも練習すればできるはずです。安心してくださいね。

第二種電気工事士の初学者は必見!特におすすめな勉強法

ここからは、筆者の体験から特におすすめと感じる勉強法についてご紹介します。

基本用語問題は、実際見られる配線に当てはめて覚えよう

筆記試験の筆者おすすめ勉強法は、基本用語問題を覚える際に、実際にその用語が使われている場所を見たり、シチュエーションを想像したりしながら暗記することです。

先ほどの章では、用語を覚える際は「どの場所に」「何の目的で」使われているかをあわせて覚えるのが大切だと説明しました。

覚えなければならない工具や機器は、実際の生活でも目にすることがあるものも多いです。普段から、周囲の電気機器を観察して理解を深めておくと、忘れる可能性が減るのでおすすめです。

筆者も、実際に自宅の配線を見て同じものがあった場合は、その用語やしくみを身近に感じて確実に覚えることができました。

例えば、分電盤は、どの家にも壁の上方に取付けてありますが、その蓋を開けて電気のブレーカーや漏電遮断機を観察したことは、記憶に大変役立ちました。

完成したら必ず細部まで見直しをしよう

技能試験の筆者おすすめ勉強法は、完成した配線を必ず見直しする癖をつけることです。
完成した配線を細部まで見直しする癖は、ぜひ最初から練習に取り込むことをおすすめします。

減点や不合格となる「欠陥」は、見直しをしたときに発見できれば、修正することが可能です。

慣れていない配線作業だと、細かい欠陥を気にしないで完成するスピードだけを求めがちですが、せっかく完成したのに「欠陥」が累積して不合格になるパターンもあります。
もちろん、初回でスピードとクオリティ、どちらも完璧にすることができればよいのですが、なかなか難しいです。

スピードとクオリティを意識しつつ時間内早めに終わらせて、最後に細部までチェックし、整えることで、仕上がりのクオリティを上げて合格を近づけましょう!
見直しをする際は、テキストや動画の欠陥の解説を見て、1つ1つチェックするとよいですよ。

初学者必見!第二種電気工事士に合格するための最短おすすめ勉強法

今回は、第二種電気工事士のおすすめ最短勉強法について、筆者の体験を踏まえてお話ししました。

筆記試験対策としては、満点を目指すのではなく、合格ラインへ到達するための勉強法をしましょう。
基礎用語問題をテキスト解説と該当問題を反復することで、1つ1つの意味まで着実に覚える勉強法がおすすめです。

技能試験対策としては、動画を活用して真似しながら反復練習をする勉強法がおすすめです。また、必ず見直しを行って配線の欠陥を無くすということも忘れないようにしましょう。

さて、次回は最終回!第二種電気工事士資格勉強のコツについてです。
筆者自身は独学が中心だったため、コツをつかむまでに大変苦労した経験があります。その経験から得たコツを紹介していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね!

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