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インテリアコーディネーター試験の科目別勉強法⑦ インテリア関連エレメント(後編)

インテリアコーディネーター試験の科目別勉強法⑦ インテリア関連エレメント(後編)

連載「インテリアコーディネーターの科目別勉強法(全11回)」、第7回の今回は、前回に引き続き科目「5.インテリアエレメント・関連エレメントに関すること」についてです。

前編では、住宅用家具や造作について取り上げましたが、今回の後編では、カーテンなどの窓周りのエレメントや、その他のインテリアを装飾するアイテムを取り上げます。

それでは解説と共に、インテリアコーディネーター試験の例題・勉強法をお伝えしていきましょう。

インテリアコーディネーター試験の科目一覧
1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること(連載第3回
2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること(連載第3回
3. インテリアの歴史に関すること(連載第4回
4. インテリアコーディネーションの計画に関すること(連載第5回
5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること ←今回はココ!
6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること(連載第8回
7. 環境と設備に関すること(連載第9回
8. インテリアコーディネーションの表現に関すること (連載第10回
9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること(連載第11回

カーペットやウインドートリートメントについて

「インテリアエレメント・関連エレメントに関すること」では、普段から家で目にする機会がある窓やカーペットの種類、それぞれの特徴について学びます。

まずは、ウインドートリートメントと呼ばれるカーテンやブラインド類について、概要と勉強法の紹介をしましょう。

ウインドートリートメントについて

カーテンやブラインドについてとおすすめの勉強法

「インテリアエレメント・関連エレメントに関すること」において、ウインドートリートメントは光をどのように採り入れたいか、部屋の雰囲気をどうしたいかによって使い分けます。

また、カーテンは種類と特徴もいろいろとあるため、聞きなれない用語もあるでしょう。例えば、カーテンの吊元を覆って装飾するトップトリートメント、裾のあしらいを工夫したスタイルカーテンなど。

カーテンの種類を覚える他に、取り付けた際の使いやすさと見栄えに関わってくるため、寸法も覚える必要があります。腰高窓に対しては丈を15~20センチ長め、掃き出し窓なら1~2センチ短めにするといったカーテンの寸法の求め方を理解しておきましょう。

カーテンの用語の勉強法としては、ホームセンターで実物と種類を見比べるのがおすすめです。

ブラインドにはベネシャン(横型)ブラインド、バーチカル(縦型)ブラインドといった種類があります。
スクリーンはロールスクリーンやプリーツスクリーンといった種類があります。インテリアコーディネーターの試験用の参考書で形状を確認しましょう。

光の取り入れ方がどのように異なるのかをしっかり把握してイメージすると、理解しやすいですよ。

ウインドートリートメントの例題

「インテリアエレメント・関連エレメントに関すること」のウインドートリートメントについては、下記のように出題されます。

例題:
ウインドートリートメントに関する記述で適切なものを語群から選びなさい。

居間にある南側に面して窓は、夏場に日射光が入りすぎるので、遮光はしたいが昼間から暗くなるのは避けたい。
(1)ベネシャンブラインド
(2)ケースメントカーテン
(3)シアーカーテン

正解は(1)ベネシャンブラインドです。実際に使う様子を思い浮かべながら、どういった形状のウインドートリートメントなら適切かを考えるのが大切。

過去問を解いて多くの知識を吸収しましょう。

その他のインテリアエレメント・関連エレメントについて

窓についてとおすすめの勉強法

インテリアコーディネーターにとって窓やドアは大切なテーマの1つ。窓やドアなどの建具は開閉方式や取付位置によって種類や名称が変わります。
ドアなら開き戸や引込み戸、窓なら引き違い窓や片開き窓など。窓の取付位置は下枠が腰くらいの高さ(約90センチ)の腰窓や、ホウキで集めたゴミを外に掃き出せる掃出し窓といった種類があります。

おすすめの勉強法は、住宅の窓を扱うサイトで実物の窓の紹介を見ることです。

サイト例:「窓の種類一覧と選び方!リビング注文住宅新築リフォーム」

また実際の開き方を見比べたいなら、窓を扱うメーカーサイトも見ることで、上げ下げ窓、滑り出し窓の開閉の仕方も学べますよ。

サイト例:「窓の開き方イロイロ | 窓の教科書 | YKK AP株式会社」より

カーペットについてとおすすめの勉強法

「インテリアエレメント・関連エレメントに関すること」では、カーペットの種類や織り方についても学びます。

カーペットにはウイルトン・カーペット、アキスミンスター・カーペット、タフテッド・カーペットといった種類があります。織り方による違いや、カーペットの表面形状にも種類があって、見た目や感触が異なります。ホームセンターで実物を見たり触ったりするのがおすすめの勉強法です。

他にも、カーペットのしくみや種類を理解できるオンライン学習サービスの講義を見るのもいいですね。テキストとは異なる刺激を脳に与えて、覚えることが多い項目もしっかり理解していきましょう。

インテリアオーナメント・アートについてとおすすめの勉強法

「インテリアエレメント・関連エレメントに関すること」には、アートワークやインテリアの装飾品、観葉植物、雑貨といったインテリアオーナメントも含まれます。

絵画は掛軸や屏風といった種類、ポスターならオフセット印刷といった手法も学ぶテーマです。

インテリアオーナメントで出題率が高いのは観葉植物ですね。アジアンタム、モンステラ、ベンジャミンなどの名前は、耳なじみのない方も多くて覚えるのは大変。

そこでおすすめの勉強法は1日1つ覚えることです。1個覚えたら次の日にもう1個…そうしてすべてを覚えたら、定期的に思い出すようにして記憶の定着を目指しましょう。

次に、インテリアコーディネーターの試験におけるインテリアオーナメントについての出題例を見てみましょう。

例題:
インテリアオーナメントに関する記述で以下の○○部分に合うものを語群から選びなさい。

掛幅は掛軸ともいわれ、正座をして鑑賞をすることを考慮して、本紙(書や画)の上と下の○○は、上の方が下より成(せい)が大きく表具されるこが多い。
(1)風帯
(2)一文字
(3)中縁

正解は(2)一文字です。見慣れない用語があると答えを迷ってしまうことも多いため、テキストで都度確認するようにしましょう。

また、答えとは異なる用語でも知らないものがあれば、テキストで調べましょう。より多くの用語を習得できます。1つの例題に対して3つの用語を理解していけば、知識も着実に増えていきますよ。

インテリアコーディネーター試験の勉強法

連載「インテリアコーディネーターの科目別勉強法(全11回)」、今回は、科目「5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること」のうち、ウインドートリートメントと窓、その他のエレメントについて解説しました。
このテーマでは、身近な窓やドア、カーペットを見て種類や使い方を実践的に学ぶのがおすすめの勉強法です 。

次回は科目「6.インテリアの構造・構法と仕上げに関すること」について解説していきましょう。

参考URL:
https://sq.jbr.co.jp/library/362
https://www.ykkap.co.jp/consumer/mado_textbook/open/

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