こんにちは!
連載「公私で役立つ!ビジネス実務法務検定3級(全5回)」、今回で3回目、折り返し地点となりましたね。
ここまでビジネス実務法務検定3級とはどんな試験なのか、3級と2級とはどう違うのかについてお伝えしてきました。
第3回の今回は「ビジネス実務法務検定3級に受かるために必要な勉強時間」というテーマで、独学で挑む場合はどのぐらい勉強時間を確保すればいいのか、お伝えしていきます。
これから勉強をはじめようか悩んでいる方はぜひ目安にしてみてくださいね。
ビジネス実務法務検定3級合格に必要な勉強時間
ビジネス実務法務検定3級の合格に必要な勉強時間について触れる前に、例題を1問ご紹介します。
A会社の従業員Bは、不正な手段を用いてライバル会社であるCの企業秘密を入手することに成功した。A会社は従業員Bが不正行為を行った事実を知りながらも、その企業秘密を利用して新商品の開発に成功した。この場合、刑事罰を受ける可能性があるのは従業員Bのみである。○か×か?
正解【×】
問題文を読んで、なんとなく感覚的に「間違っているのでは?」と思う方が多いのではないでしょうか。
ビジネス実務法務検定3級では基礎的な知識を問うため、上記で感じたような「違和感」を抱くことがまずは重要です。
勉強方法については次回詳しくお伝えしますが、問題を解いているときに感じる違和感がどこからくるものなのか、解説を読みながら納得することで知識として身に付いていきます。
さて勉強時間についてですが、一般的にビジネス実務法務検定3級は約1~3ヶ月の勉強期間で合格を目指すことができるとされています。
勉強時間でいえば、法律について若干の知識がある方であれば30時間程度、初学者で40~50時間程度かかるでしょう。
試験本番までの日数と、仕事も含めたご自身のスケジュールを、しっかり把握したうえで学習計画を立てることがまずは大切です。
独学で勉強するにあたって注意したいこと
先述した合格に必要な目安勉強時間について、思っていたより少ないと感じた方もいるかもしれません。
しかし時間に融通が利きやすい学生と異なり、社会人の方の場合は働きながら学習を進めなくてはならないため、意外に勉強時間の確保が難しいことを念頭に置いた方がよいでしょう。
平日に勉強時間が取れないからと土日だけに勉強時間が集中してしまうと、どうしても知識の定着が遅れてしまいます。
朝少し早く起きて勉強時間を確保したり、通勤時間を勉強にあてたりと、スキマ時間を活用して毎日少しでも問題に触れる時間を確保することが重要になってきます。
また毎日勉強する想定で勉強計画を立ててしまうと、突然忙しくなったときに勉強時間の確保が難しくなり、計画がずれていってしまいます。
そのため、1週間のうち5日を勉強する日とし、残り2日は予備日としたうえで学習計画を立てるとよいでしょう。
独学で合格をするためにはモチベーション維持も大切
社会人の方は仕事以外の時間を確保して勉強しなければならないので、忙しい方ほど挫折しがちです。
また、勉強期間が延びれば延びるほどモチベーションは下がってしまいますよね。
そういったことを避けるためには、モチベーションを維持しつつ少ない勉強時間で合格することが理想的です。
モチベーションを維持するために、以下の3点を心がけてみましょう。
① 合格して活躍している自分や評価されている自分をイメージする
② 合格した後にご褒美(旅行や美味しい食事等)を用意する
③ 努力の積み重ねを形に残す
①②については読んで字の通りですが、③の「努力の積み重ねを形に残す」について少しご説明しますね。
例えばタスク化した勉強計画を常に目に入るところに置き、できたものから塗りつぶしていく。
あるいは過去問を解く際に決まったノートを用いて、自分が取り組んできた過程を残しておく。
このように、努力した内容を形に残すと、「これだけやったから大丈夫!」といった自信に繋がるでしょう。
限られた勉強時間の中で自分に合ったモチベーション維持の仕方を見つけ、有意義に過ごしましょう。
今回はビジネス実務法務検定3級の勉強時間と、モチベーション維持の大切さについてお伝えしました。
スキマ時間を有効に活用し、少しでも多くの勉強時間を確保できるようにぜひ工夫してみましょう。
次回はビジネス実務法務検定3級の勉強のコツについて紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。
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