こんにちは!
連載「公私で役立つ!ビジネス実務法務検定3級(全5回)」、いよいよ今回で最後となりました。
これまで、ビジネス実務法務検定3級の試験概要や勉強時間、そして最短で合格するためのコツを、私の経験を踏まえてお伝えしました。
ご覧になって“勉強を開始してみようかな?”と思った方がいらっしゃいましたら、とても嬉しいです。
最終回の今回は、「ビジネス実務法務検定3級を履歴書に書くメリット」というテーマでお送りします。
“ビジネス実務法務検定3級合格”が意味するもの
ビジネス実務法務検定3級を履歴書に書くメリットをよりわかりやすくするため、例題を1問、見てみましょう。
著作権法上、著作権は、著作者が作品を作ったという事実だけでは著作権が成立したものとして認められず、文化庁においてその作品を登録することによりはじめて著作権は成立する。○か×か。
正解【×】
例題では著作権について取り上げましたが、このようにビジネス実務法務検定3級には、会社法のほか、私たちに馴染み深い民法なども試験範囲に含まれています。
ビジネス実務法務検定3級を取得すると、思わぬトラブルに巻き込まれてしまったときに自分の身を守る盾となるだけでなく、会社や組織を守るための盾にもなるといえるでしょう。
逆に言えば、法律の知識がまったくない社員は、会社にとっては、無用なトラブルを起こすリスクがある社員だともいえますね。
ビジネス実務法務検定3級を履歴書に書くメリット
前述のように、ビジネス実務法務検定で学ぶ知識は実務的なものが多く、すぐ仕事に活かせる内容が多いです。
つまり、ビジネス実務法務検定3級合格を履歴書に書くと、ビジネスマンとして最低限の法知識を有しているとアピールできるメリットがあります。
資格を持たない人との差別化がはかれるだけでなく、資格を持っていることで会社からの信頼も増すといえるでしょう。新たに任せてもらえる仕事もあるかもしれません。
すでに法律に携わる仕事に従事している方はもちろん、就職・転職を考えている方にとっては、法務系の職種や、社外取引が多い営業・企画系の職種に応募する際の評価ポイントとなるでしょう。
狙っている職種が法務に直結するものでなくても、ビジネス実務法務検定は、日商簿記と並んで汎用性が高い資格ですので、履歴書に書いて決して損にはなりません。積極的に記入するようにしましょう。
ビジネス実務法務検定3級を履歴書に記入した後の注意点
ビジネス実務法務検定3級を履歴書に書くことで企業にアピールできるという点はお伝えしたとおりですが、3級は基本レベルであり難易度もさほど高くないことから、即戦力として活躍するまでの知識ではないと思われてしまう可能性もあります。
そのため、履歴書に3級取得を記入した際は、2級の受験についても前向きに検討している旨をあわせて伝えた方がよいでしょう。
実際に2級を取得したほうがより実務に役立ちますので、キャリアアップを考えている方は2級合格をぜひ目指してください。
ビジネス実務法務検定3級の知識を応用したものが2級の試験内容となりますので、3級の学習で全体像を掴んで問題集をこなしていれば、2級の学習にすんなり取り掛かることができます。
私自身の経験ですが、ビジネス実務法務検定3級に合格した後、時間を空けずに2級の勉強を開始したことで、思った以上にスムーズに2級に合格できたと感じています。
3級を学習する方は、ぜひ2級にもチャレンジしてみてくださいね。
ビジネス実務法務検定3級の良さについて、5回に渡ってお伝えしました。
コンプライアンスについての意識が高まっている昨今、ビジネス実務法務検定は今後ますます注目される資格となるでしょう。
あなたもビジネス実務法務検定3級を取得して、新たな自分を発見してみませんか。
企業からも人からも信頼されるビジネスパーソンを目指しましょう!
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