皆さん、こんにちは!
「人生において、何をするにも必要になるもの」といえば、健康な体ではないでしょうか。特に仕事においては、無理なく仕事に臨める体力やメンタルが必要になります。
まさに仕事は「体が資本」。健康を維持するために、食事や体調管理に気を配っている方も多いかと思います。
ただし、職場で自分の健康を守るためには、労働環境の管理や改善といった、職場の配慮も必要になります。
今回は、労働環境の監督や改善を担う仕事であり、国家資格の1つでもある「衛生管理者」についてご紹介しましょう。資格の取得方法や注意点についてもあわせてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは知りたい。衛生管理者とは?
衛生管理者とは、一言でいうと「職場内の労働者の健康を守る人」です。
多くの社会人が痛感していることですが、仕事は体に負担をかけやすいものです。
また、職場が劣悪な環境である場合は、必要以上に体力を削られてしまいます。無理な労働で体調を崩してしまったり、眠気を覚ますために摂取したカフェインで中毒障害を起こしたりすることも…。
このような事態を避けるために各事業場に置かれているのが、「衛生管理者」です。
衛生管理者の主な仕事
衛生管理者の主な仕事としては、以下の4つが挙げられます。
・職場の巡視(週に1回)
職場内を回って、設備の安全面や衛生面をチェックする
・健康診断の企画・実施
職場スタッフを対象とした健康診断を企画し、参加を呼びかける
・労働者のケアをする
ストレスチェックやメンタルヘルスケアを実施する
・労働環境の改善
問題がある設備や業務内容について改善を促す
労働者の健康を守るために、職場環境の改善や様々なヘルスチェックを行っていることがわかりますね。
さらに詳しい仕事内容が知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
衛生管理者の業務① 職場巡視
衛生管理者の業務② 健康診断実施
衛生管理者の業務③ ストレスチェック
衛生管理者の業務④ メンタルヘルスケア
衛生管理者の資格を取るとこんなメリットが!
冒頭で述べたとおり衛生管理者とは、労働者の健康を守る仕事であると同時に、国家資格の名称でもあります。資格を取得することで、以下のようなメリットがありますよ。
就職・転職に役立つ
日本では労働安全衛生法により、「常時50名以上の労働者がいる事業場には、最低1名の衛生管理者を置く」ことが定められています。
これは事業規模や事業内容にかかわらず、すべての事業場に義務づけられていることです。
衛生管理者の資格を持っていれば、通常業務に加えて衛生管理者の仕事もできる人材として重用されやすくなります。
衛生管理者資格者を優遇する求人票も見られますので、就活や転職の際にはチェックしてみてくださいね。
昇進がスムーズになる
衛生管理者としての知識や経験は、労働者の健康の維持や、よりよい職場環境づくりに役立ちます。
上司として皆の上に立つ人であれば、ぜひ身に付けておきたい知識でもあるため、管理職になる際に衛生管理者資格の取得を促されることも珍しくありません。
あらかじめ資格を取っておけば、昇進にも有利に働きそうですね。
その他のメリットが知りたい方は、こちらの記事も要チェックです。
衛生管理者資格は独学でも取得できる?
衛生管理者資格は独学でも、ずばり、取得できます!
衛生管理者資格には「第一種」と「第二種」がありますが、いずれも独学かつ短期間で取得しやすいのが魅力です(※第一種と第二種の違いについては、こちらの章で詳しくご紹介します)。
オンスクが行った受験者アンケートによると、衛生管理者資格の取得に必要な勉強期間は、平均1~3ヵ月ほど。勉強時間は30~40時間ほどでした。
さらに合格までに要した試験回数は、約9割の受験者が一発合格を達成!決して油断はできませんが、きちんと準備をすれば短期間で取得可能な資格といえそうです。
また、第一種と第二種のどちらを取得したかについては、アンケートによると、受験者の約8割が「第一種」を選択する結果に。
詳しくは次の章で述べますが、これは第一種の方が担当できる業種が広いことや、併願受験がしにくいことなどが関係していそうです。
衛生管理者資格第一種と第二種の違い
では、衛生管理者資格に設けられている「第一種」と「第二種」の違いを見てみましょう。
従事できる業種が大きく違う
衛生管理者の第一種と第二種資格では、衛生管理者として従事できる業種の範囲が異なります。
例えば第二種資格所持者が衛生管理者になれるのは、有害業務(粉じん作業や有機溶剤業務、放射線にさらされる場所での業務など)を行わない事業場のみです。
具体的には情報通信業・金融業・保険業・小売業といった業種があげられます。
一方、第一種資格所持者は、すべての事業場で衛生管理者になることが可能です。
業種が限定されない分、転職活動などにも活かしやすいので、初めから第一種の合格を目指す受験者が多いといえるでしょう。
合格率はあまり変わらない
従事できる業種の範囲が大きく異なる第一種と第二種ですが、合格率にはあまり大きな差がありません。
試験の実施元である「公益財団法人 安全衛生技術試験協会」の発表によると、平成29年度の第一種衛生管理者の合格率は45%。第二種衛生管理者の合格率は約55%です。
第一種衛生管理者の試験の方が第二種に比べて出題範囲が広くなるという注意点はありますが、「衛生管理者の資格を仕事に役立てたい」という希望があるのであれば、第一種を目指すことをおすすめします。
衛生管理者資格を取得するまでの流れ
衛生管理者資格を取得するには、全国にある安全衛生技術センターにて、衛生管理者国家試験を受ける必要があります。具体的な流れは以下のとおりです。
受験申請書を用意する
まず全国各地にある安全衛生技術センターから申請書をもらい、必要事項を記入します。
「センターが遠すぎて申請書をもらいにいけない」という場合は、郵送での請求も可能です。送料は部数によって異なるので、適宜確認を!
ちなみに1部は205円、2部は250円です。書き損じが心配な方は、予備の申請書も請求しておくと安心ですね。
受験を希望するセンターに受験申請書を提出する
全国にある各安全衛生技術センターのうち、受験地にしたいセンターに申請書を送ります。
郵送の場合は試験日の2週間前、センター窓口への提出の場合は、試験日の2日前が締め切りです。
なお、衛生管理者の国家試験は、各安全衛生技術センター以外でも受験できます。
試験の実施元である、安全衛生技術試験協会の公式ホームページに「出張試験」の日程が記載されているので、遠方にお住まいの方は活用してみてください。
受験票を持って試験会場へ
後日郵送されてくる受験票を持って、指定の会場で国家試験を受けます。合格ラインは、科目ごとの得点率が4割、全体の得点率が6割です。
試験が終わったら、あとは結果の通知を待つだけ!試験結果は各センターのホームページにも掲載されますが、自宅に郵送されてくる免許試験結果通知も必ずチェックしてくださいね。
当日の受験会場の様子や、実際に試験を受けたからこそわかるポイントを知りたい方は、こちらもぜひご覧ください。
合格後、免許申請を行う
試験合格後、試験会場で配布された免許申請書(厚生労働省のHPからダウンロードも可)を提出します。
後日送付されてくる免許証を大切に保管しましょう。
衛生管理者資格を取りたい!事前に知りたい注意点
最後に、衛生管理者資格を取るにあたって、事前に知っておきたい注意点を見てみましょう。
申込みは早めが吉
衛生管理者の国家試験は毎月実施されるため、「申込みは後でいいかな」とつい先延ばしにしてしまいがち。しかし、ここが実は落とし穴です。
受験申請書の受け付けは先着順で締め切られてしまうので、期限ギリギリに提出すると希望どおりの日程にならないことも…。受験申請書の取り寄せにも時間がかかるので、申込みの準備は早めにとりかかりましょう。
オンライン講座やアプリを活用して効率的な勉強を
衛生管理者は、独学でも取得できる資格ですが、短期間で効率よく学習するのは意外と大変です。
そこでぜひ活用したいのが、自分のペースで勉強できるオンライン講座。インターネット環境さえあればいつでもどこでも講座を受けられるので、スキマ時間で資格取得を目指すこともできます。
オンスクでは試験勉強を支援するアプリなどもあるので、そちらもぜひ活用してみてくださいね。
以上、衛生管理者の仕事内容や資格取得の流れについてご紹介しました。
衛生管理者は、すべての事業場で必要とされる資格です。
また、資格の取得難易度が比較的やさしいことや、試験の回数が多いことから、今日からでも取得を目指しやすい国家資格でもあります。
「衛生管理者の資格を取ってみようかな」と思ったら、早めに受験申請書を取り寄せてみてくださいね。
参考URL:
https://www.exam.or.jp/exmn/H_gokakuritsu.htm
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