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インターンシップのすすめ~有意義な社会人生活を実現するために

インターンシップのすすめ~有意義な社会人生活を実現するために

インターンシップとは、就職を控えた学生が企業などで就業体験を行うことができる制度で、近年、学生にとって身近な存在になりつつありますね。
政府による後押しもあり、大企業を中心に取り入れる企業が徐々に増えており、2019年卒業生の中でインターンシップに参加した人は7割以上に及ぶようです。

学生にとっても企業にとってもメリットがあるインターンシップは、今後も定着していくと考えられていますが、その実施期間や内容は企業によって様々です。

そんな中、筆者がおすすめするのは、大学1~2年生のうちからインターンシップへ参加すること。それはなぜでしょうか?
今回はインターンシップの種類や役割、メリットなどを解説していきます。

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インターンシップの種類

インターンシップの期間は、企業によって様々で特に決まりはありませんが、大きく分けて3種類あります。

1日開催の「1dayインターンシップ」

ここ数年で主に大企業やベンチャー企業で多く取り入れられるようになっている1dayインターンシップ。
業界や会社業務の説明を中心に、企業説明会よりもじっくり企業を知ってもらうために工夫されたイベント的存在で、就職活動解禁間近に開催されるのが一般的です。

5日間~1ヵ月程度開催の「短期インターンシップ」

学生の長期休暇中に開催されることが多く、企業から出された課題に対して学生がチームごとに考え、解決・提案を行うという研修に近い形式を取るのが一般的。

じっくりと課題に取り組む中で、学生はその業界や業務内容について深く知ることができ、自分に合っているかどうか、入社前にある程度判断することができます。

また、企業側は学生個々の素質を採用前に把握することができるため、内定選考の参考にするケースもあるようです。

アルバイトとして働く形式の「長期インターンシップ」

期間は3ヵ月~半年程度のものが多く、社員と同じ職場で業務を行います。報酬を得ながら、社会人としてのマナーやスキルを身に付けることができるメリットがあります。

インターンシップ制度における企業側の狙いとは

企業にとってインターンシップ制度を導入するには、多大な経費がかかります。政府の後押しがあるとはいえ、どうしてインターンシップ制度を採り入れる企業が増えているのでしょうか?

その理由は3つあります。

企業イメージのPR

インターンシップ制度は社会貢献のイメージが強く、一流企業としての社会への広報になり、それが学生への企業アピールにもなると考えられているのです。

優秀な人材確保

学生へ企業をアピールすることで、優秀な人材を確保する狙いもあります。
就職活動前に、ライバル会社よりいち早く自社の魅力を知ってもらい、入社意志を固めて欲しいという考えです。

離職率を下げる

入社前に企業や業務内容についてよく知ってもらうことで、離職率を下げたいという狙いもあります。
新卒採用者が3年以内に離職する割合は3割にものぼります。入社後、研修期間を経てようやく業務を任せられる頃になって退職してしまっては、企業損失は多大。

それを防ぐため、学生に企業や業務内容をよく理解してもらい、企業も内定前に学生個々の素質を見抜こうという重要な意味合いがあるのです。

インターンシップ制度の上手な取り入れ方とは?

インターンシップ

インターンシップへ参加できるのは、実は翌年に就職を控えた学生だけに限りません。ぜひ、大学1~2年生から参加できるものを見つけて参加することをおすすめします。

業種や職種が絞れていない場合、まずは複数社の1dayインターンシップへ参加してみて、自分が最も興味を持てる業種や職種は何かを見極めましょう。

業種や職種が絞れたら、短期インターンシップまたは長期インターンシップにトライします。実際に企業により深く関わることで、自分の適合性や、その企業で自分の思い描く社会人生活が送れるのかどうかを事前にある程度判断することができるでしょう。

また、入社後に必要となるスキル、持っていた方が出世に優位となる資格などを事前に知ることができるという利点もあります。
時間に比較的余裕のある学生のうちから準備しておくことで、入社後に同期に差をつけることもできますね。

インターンシップは、いわば結婚前の恋愛期間のようなもの。お見合いしただけで結婚し、我慢ばかりの結婚生活を続けるか離婚してしまうよりは、恋愛期間を設けお互いをよく理解したうえで結婚(=入社)した方が、学生にとっても企業にとってもうまくいく確率が高くなります。

相手を知る機会をすこしでも多く得られるよう、早めに行動を起こすことで、社会人生活を豊かにすることができるでしょう。

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