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宅建試験 科目別攻略法 第3回「法令上の制限」

宅建試験 科目別攻略法 第3回「法令上の制限」

● 「法令上の制限」学習のポイント

「法令上の制限」の問題は、法律の条文の知識をそのまま問うものがほとんどです。ですから、「暗記すること」が勉強の中心になります。

ただ、「法令上の制限」の分野に属する法律は“日常生活に馴染みがない”ので、苦手とする受験生が多いです。しかし、その中でも「国土利用計画法」と「農地法」の問題は得点しやすいと思います。この二つの法律は、条文の数が少ない上に、「届出の要否」、「許可の要否」を問うものが出題の中心となるので、「届出・許可の制度の内容」と「届出・許可が不要となる例外」について覚えておけば、その当てはめをすることによって得点できることが多いです。

「都市計画法」、「建築基準法」からは各2問、合計で4問出題され、「法令上の制限」の出題の半分を占めるので、合格するためにはこの分野で確実に得点したいところです。この二つの法律は、範囲は広いですが、宅建試験での頻出項目をしっかり押さえておけば、3点、うまくいけば満点を取ることも可能です。

「都市計画法」については、「開発許可制度」から毎年出題されるので、まずはここを押さえましょう。「開発許可の要否」と「開発許可の手続き」が出題されます。「建築基準法」については、満遍なく出題されますから、それぞれの項目について基本的なことを押さえておきましょう。過去問で繰り返し出題されている内容は要注意です。

次に、「宅地造成等規制法」と「土地区画整理法」ですが、「宅地造成等規制法」は条文の数も少なく、法律の構成も単純なので、比較的勉強しやすいと思います。「土地区画整理法」は手続的な法律なので難解な部分がありますが、宅建試験で頻出の項目があるので、その点についてしっかりと押さえておくとよいでしょう。「わからない肢もあるけれど、正解はこれだよね。過去問にもあるし…」ということが結構あります。

最後に「その他の法令上の制限」ですが、こちらは「○○法によれば、~をするときには○○の許可or○○への届出が必要 → ○or×?」というように、各法令についての許可権者or届出先を問う形式の出題なので、直前に知識を詰め込んでおけば大丈夫です。

「法令上の制限」は、前述のように多くの受験生が苦手とする分野ですが、逃げずに最後まで努力すれば得意分野にすることもできます。勉強をしていて理解できない部分があっても、とにかく前に進んで最後まで一通り学習してみてください。一通り勉強すると、初めには理解できなかった部分が不思議と理解できるようになるものです。合格した方には、「法令上の制限は嫌いだったけれど、宅建試験では満点を取れた!」という方も多いですよ。「法令上の制限」を得意科目にできれば、他の受験生に対して大きなアドバンテージとなりますので、がんばってくださいね!

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