プライベートはもちろん、ビジネスや医療現場など様々なシーンで役に立つ知識が習得できるアロマテラピー検定。私自身も、趣味で楽しんでいたアロマテラピーについてもっと詳しく学びたいという思いから、1級を取得しました。
連載「アロマテラピー検定1級2級の科目別勉強法」、前回は、試験科目「アロマテラピーの基本」と「きちんと知りたい、精油のこと」の勉強法をご紹介しました。
第4回となる今回は、試験科目「アロマテラピーの安全性」がテーマです。
概要や出題される問題の傾向について、またおすすめの勉強法などを詳しくお伝えしますね!
試験科目「アロマテラピーの基本」の概要は?
試験科目「アロマテラピーの安全性」は、アロマテラピー検定1級 2級どちらにも出題される内容です。普段から精油に親しんでいる人にとっては、すでに知っていることも多く、そこまで難しくはないかもしれません。
ポイントとなる内容は、以下の4つとなります。
ポイント① 精油の安全な使い方について
精油を使用する際に、肌に直接塗布しないことや飲用禁止であることなどが記されています。わりと覚えやすい内容かと思いますが、アロマテラピー検定1級 2級の公式問題集でも度々取り上げられているのが特徴です。
私自身は、ここで点を落とさないように、テキストにしっかり目を通して、内容を理解するように心がけました。
ポイント② 精油を使う際に注意が必要な対象者について
妊産婦の方や持病がある方、3歳未満の幼児などは、精油を使用する際に特に注意が必要であると書かれています。こちらも、アロマテラピー検定1級 2級の公式問題集に出題されている内容です。
ポイント③ 精油の保管方法について
アロマテラピー検定1級 2級の公式問題集では、精油の正しい保管方法についても出題されています。こちらも、テキストを読めば難しい内容ではないと思うので、きちんと理解しておきましょう。
ポイント④ 光毒性や皮膚刺激などに注意が必要な精油について
紫外線に反応をしたり、皮膚に浸透すると刺激を起こす恐れがあったりと、使い方に注意が必要な精油について紹介されています。
特に光毒性(ひかりどくせい)については、アロマテラピー検定1級 2級の公式問題集でも必ずといってよいほど出題されており、精油の名前とあわせて覚えるのがおすすめです。
試験でも重要なポイントとなる光毒性に注意したい精油と、皮膚刺激を起こす恐れのある精油は、以下の通り。しっかり覚えておきましょう。
■ 紫外線に反応する光毒性に注意が必要な精油
グレープフルーツ・ベルガモット・レモン など
■ かゆみや炎症が生じる皮膚刺激に気をつけたい精油
イランイラン・ブラックペッパー・ペパーミント・ジャスミン・ティートリー・メリッサ・ユーカリ など
「アロマテラピーの安全性」はどのような形で出題される?
「アロマテラピーの安全性」についての問題は、アロマテラピー検定1級 2級の試験でどのような形で出題されるのでしょうか?
公式問題集から抜粋した内容を一部ご紹介します。
精油の使い方について適切でないものを1つ選びなさい。
- A.火気に注意する。
- B.精油の原液は希釈して皮膚に使用する。
- C.うがいに使用する。
- D.目に入らないよう注意する。
出典元:アロマテラピー検定公式問題集(1999年9月創刊/2020年6月改訂版発行)
こちらは、公式問題集で、2級の問題として挙げられている設問です。
正解は、C.の「うがいに使用する。」となります。
いかがでしょうか。
テキストを読み込んでいれば、難しい内容ではないと思いませんか?
アロマテラピーを行う際の注意点については、日本アロマ環境協会の公式HP内のQ&Aにも記載がありますので、そちらもチェックしてみてくださいね。
次は公式問題集の1級にある問題です。
果皮から得られ、精油成分にフロクマリン類が含まれているため光毒性に注意が必要な精油を1つ選びなさい。
- A.グレープフルーツ
- B.ミルラ
- C.ラベンダー
- D.レモングラス
出典元:アロマテラピー検定公式問題集(1999年9月創刊/2020年6月改訂版発行)
先ほども少しご紹介しましたが、この中で光毒性に注意すべき精油は、「A.グレープフルーツ」となります。
光毒性をもつ精油は、ほかにもベルガモットやレモンがあります。レモンとレモングラスを混同しないよう注意してくださいね。
公式問題集では、同じような内容の問題が複数記載されています。公式問題集で繰り返し出題される内容は、実際の試験で出題される可能性も高い箇所です。
どのように出題されているのか傾向を掴んだら、復習も効率よく行えるので、自分でも問題を解いて確かめてみてくださいね。
「アロマテラピーの安全性」のおすすめの勉強法は?
「アロマテラピーの安全性」は比較的短い章であり、覚える範囲もそこまでたくさんあるわけではありません。
筆者は、まず初めにテキストにさっと目を通して、公式問題集を解き、間違った箇所や気になった箇所を再度テキストで復習するという勉強法を実践しました。
公式問題集を解いてみると、同じような問題が出題されていたため、覚えるべき内容に絞って復習できたのがよかったと感じています。
また、光毒性や皮膚刺激に注意が必要な精油については、「精油のプロフィール」でも繰り返し出題されるほど重要であるため、精油の名前と結び付けてしっかり覚えるように心がけました。
「アロマテラピーの安全性」の科目では、この記事のはじめで紹介した4つポイントや、筆者の勉強法を参考に、ぜひ効率よく学びを進めてみてください。
精油の名前について、種類が多すぎて覚えられるか不安な場合は、オンライン講座もおすすめです。自分に合ったやり方で効率よい勉強法にチャレンジしてみてくださいね。
連載「アロマテラピー検定1級2級の科目別勉強法」、第4回の今回は、試験科目「アロマテラピーの安全性」について、勉強法をご紹介しました。
「アロマテラピーの安全性」は、精油に馴染みのある方にとってはそこまで難易度が高くないかもしれません。比較的、点をとりやすい分野ですので、ポイントを押さえた勉強法で内容をしっかり理解しておきましょう。
公式問題集を繰り返し解くと、どのように出題されているのか内容を掴みやすくなるはずです。また、「精油のプロフィール」に関連する内容についてもしっかりマスターしましょう。
次回は、試験科目「アロマテラピーを実践する」について、概要や勉強のポイントをご紹介します。アロマテラピー検定1級 2級どちらにも登場するテーマです。どのような勉強法がおすすめなのか、ぜひチェックしてみてくださいね。
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