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アロマテラピー検定1級 2級の違いとおすすめの勉強法とは?

アロマテラピー検定1級 2級の違いとおすすめの勉強法とは?

アロマの香りに魅せられて、もっと精油について詳しく知りたいとお考えの方にとって、アロマテラピー検定1級 2級はとても魅力的な資格です。
しかし、いざ勉強を始めると、科目ごとの内容に厚みがあり、合格できるか不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

今回より全10回の連載で、アロマテラピー検定1級 2級における科目別の勉強法について、まったくの初心者からアロマテラピー検定1級に合格した筆者自身の体験も踏まえながら、ご紹介していきます。
受験予定だけれど出題範囲が広そうで不安という方や、科目ごとの勉強法が気になる方はぜひご覧くださいね。

第1回となる今回は、アロマテラピー検定の主な試験概要1級と2級の違いなどについて、出題範囲や全体の勉強法にも触れながら見ていきます。

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アロマテラピー検定の1級と2級の違いは何?

(公社)日本アロマ環境協会(AEAJ)が主催しているアロマテラピー検定には、1級と2級があります。
受験しようと決めたものの、「1級と2級はどう違うの?」「何級を受ければよいの?」と疑問に思う人も多いでしょう。

そこで、アロマテラピー検定1級 2級について、違いを簡単に表にまとめてみましたので、ご覧ください。

  アロマテラピー検定2級 アロマテラピー検定1級
試験日程 5月と11月(年2回)
試験形式 インターネット試験 ※香りテストは資材を事前発送して当日開封
受験環境 個室を推奨 インターネットカフェや公園など、公共の施設での受験は不可
受験資格 年齢・実務経験など関係なく、誰でも受験可能
試験方式 マークシート方式
出題数 55問 70問
試験時間 30分 35分
合格基準 正答率80%
合格率 約90%
その他 何級からでも受験でき、併願して同日受験することも可能

アロマテラピー検定1級 2級の違いは、主に出題数と試験時間にあります。
1級の出題範囲は2級よりも幅広いため、問題数が多いことも特徴です。

また上の表を見てもわかるように、アロマテラピー検定1級 2級の合格率は受験者のおよそ90%と、比較的難易度の低い試験となります。内容は多岐にわたりますが、正しい勉強法を行えば決して難しい試験ではありませんよ。

アロマテラピー検定1級 2級は、どちらの級にも特別な受験資格は必要なく、何級からでも受験できます。初めて受験する場合でも、2級ではなくいきなり1級を受けても問題ありません。

私は、最初から1級を受験して合格した経験を持っています。2級から受験してじっくり精油について学ぶことも捨てがたかったのですが、1級の試験範囲には2級の内容も含まれているため、一緒に効率よく学べるはずと思ったからです。

1級か2級のどちらを受験するか迷っている場合、時間をかけてじっくり学びたいなら2級を、短期間で集中的にアロマについて学びたいなら1級を受験してみてはいかがでしょうか。

1級と2級の出題範囲をチェック!

アロマテラピー検定1級 2級の勉強法を知るためには、それぞれの出題範囲をしっかりと把握しましょう。

先程も少し触れましたが、アロマテラピー検定1級の内容には、2級の内容が含まれているのが特徴です。
2級では主に、アロマテラピーを生活に取り入れて自分自身が楽しむための知識が問われます。
1級では、2級の内容を網羅しつつ、目的ごとに精油を使い分けて周りの人とも楽しめる知識を学べます。

出題範囲の詳細は、以下の表をご参考ください。

アロマテラピー検定2級 アロマテラピー検定1級
内容
アロマテラピーを「自分のために」活用して楽しみ、健康や美容の維持に役立てられる知識 アロマテラピーを「家族や周りの人」と一緒に活用して楽しみ、健康や美容の維持に役立てられる知識
出題範囲
・香りテスト(香りを嗅いで精油名を答える問題)
・アロマテラピーの基本
・きちんと知りたい、精油のこと
・アロマテラピーの安全性
・アロマテラピーを実践する
・精油のプロフィール(対象11種類)
【2級に含まれる出題範囲】
・香りテスト(香りを嗅いで精油名を答える問題)
・アロマテラピーの基本
・きちんと知りたい、精油のこと
・アロマテラピーの安全性
・アロマテラピーを実践する
【1級のみの出題範囲】
・アロマテラピーのメカニズム
・アロマテラピーとビューティ&ヘルスケア
・アロマテラピーの歴史をひもとく
・アロマテラピーに関係する法律
・精油のプロフィール(対象30種類)
香りテストで対象となる精油
スイートオレンジ 
ティートリー 
ペパーミント
ラベンダー
ローズマリー
ゼラニウム
フランキンセンス
ユーカリ
レモン
計9種類

イランイラン
グレープフルーツ
スイートオレンジ ゼラニウム
ベルガモット
ユーカリ
レモン
ローズマリー
クラリセージ
ジュニパーベリー
スイート マージョラム
ティートリー
フランキンセンス
ペパーミント
ラベンダー
レモングラス
ローマンカモミール
計17種類
(オレンジ色は1級のみ対象の精油)

この表を見ると、1級と2級では、出題範囲や香りテストの対象である精油の数にかなり違いがありますよね。

また1級では、アロマテラピーのメカニズムやビューティ&ヘルスケア、アロマテラピーにまつわる歴史や法律など、精油に関する幅広い知識が必要となります。

香りテストは、ほかの科目と同じくマークシート方式で、1級・2級とも毎年2問程度ずつ出題されているのが特徴です。

インターネット試験の場合、香りテストに使う資材は前もって受験者宛に郵送されるため、当日まで開封せずに取っておいてくださいね。

【2021年度アロマテラピー検定の注意点】
2021年度は新型コロナウイルスの影響から、会場試験ではなく、インターネット試験(受験者が各自のパソコンやスマートフォンを使って試験日に受験する)を採用しています。
試験時間も従来よりも短くなっているため、時間配分には充分に気をつけましょう。
詳しくは公式サイトで確認してください。

アロマテラピー検定1級 2級はどこが重要科目?

アロマテラピー検定1級 2級では、出題範囲の配点や重要度が公式で発表されていません。しかし、精油のプロフィールや歴史についての問題が特にクローズアップされる傾向にあります。

私自身が受験した際には、特に精油について、詳しくテキストを読みこまないと解けない問題が多かったように記憶しています。そのため科目別の勉強法では、出題される可能性が高い精油の部分を特に集中的に覚えるとスムーズかもしれません。

精油のプロフィールでは、精油や原料となる植物の「科名」や「抽出部位」、「製造方法」などをしっかりと覚えることが大切です。
アロマテラピー検定1級 2級で対象となる精油の数は異なりますが、それぞれの範囲に含まれる精油の特徴を、自分に合った勉強法で理解していきましょう。

アロマテラピー検定の1級や2級に合格するための勉強法は?

アロマテラピー検定は、精油の知識を深めて、植物の香りをもっと楽しむための資格です。合格率が高く、比較的難易度の低い試験となりますが、決して油断することなく、科目ごとの勉強法をしっかり見つけることが大切です。

公式データによると、受験者が行った勉強期間は、2~3ヵ月という人が過半数を占めています。私自身もおよそ2ヵ月間、仕事が終わって寝るまでの間や、出社までの通勤時間、休日などを利用して、地道に勉強を重ねました。

アロマテラピー検定1級 2級は、幅広い年代の人が受験しているため、仕事や家事などのスキマ時間を使ってコツコツ学ぶことが、合格への近道といえるかもしれませんね。

アロマテラピー検定はどのように勉強する?

アロマテラピー検定1級・2級の勉強にあたっては、「アロマテラピー検定公式テキスト」「アロマテラピー検定公式問題集」という公式教材が販売されているので、こちらを使用するのがおすすめです。

進め方としては、重点的に勉強が必要な科目や自分が苦手な科目を知るために、まずは公式問題集を解き、出題される問題の傾向をしっかり掴みましょう。
 また、問題集だけではわかりにくい詳細な説明については、公式テキストを読みこむことで深く学べますよ。

アロマテラピー検定 おすすめテキスト・問題集とは?

私自身のアロマテラピー検定の勉強法は、公式テキストと公式問題集を準備して、問題集を解きながら、わからない点をテキストで確認するというやり方で行いました。

また、問題集を解くうちに、精油のプロフィールをもっと理解する必要を感じたため、通勤時間を利用しながら繰り返し復習したことが効果的だったと感じています。

日々忙しくて、なかなか独学で学ぶ自信がない方には、便利なオンライン講座もおすすめです。スキマ時間を有効活用して、少しずつ知識を積み上げていきましょう。

アロマテラピー検定講座

気になる香りテストの勉強法は?

アロマテラピー検定では、実際に精油の香りを嗅いで、出題対象である精油の中からどれに当てはまるかを選択する「香りテスト」があります。
1級・2級どちらも、対象精油がそろった検定用のキットが販売されているので、実際に購入して試してみるとよいでしょう。

私自身、実際に精油キットを使って香りを覚えながら、精油のプロフィールとあわせて勉強を行いました。キットは、試験が終わった後も、自分で使って香りを楽しむこともできるのでおすすめです。

アロマテラピー検定1級 2級の違いとおすすめの勉強法とは?

アロマテラピー検定は、実際に生活の中で取り入れて、自分や周りの人たちと楽しめるとても素敵な資格です。
1級と2級があり、どの級からでも受験できますが、1級の出題範囲は2級の内容を含みつつ、精油についてさらに詳しく学べるのが特徴となっています。
問題集やテキストを使って、試験の出題傾向を探りながら勉強していくことがおすすめですよ。

さて次回からは、科目ごとの効果的な勉強法について進めていきます。
連載第2回のテーマは、精油の香りを嗅ぎわける香りテストの概要や、香りの覚え方のコツなどについて。検定のためにキットを購入したけれど、いまいち勉強の仕方がわからないという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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