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有価証券 ~パートナーの保有目的で変わる「評価」~

有価証券 ~パートナーの保有目的で変わる「評価」~

「恋愛簿記~男と女の会計学~(全12回)」の第9回をお送りします。

前々回「減価償却」前回「貸倒れ」と、決算関係の項目が続いていますね。簿記の勉強では苦手な方が多いところですが、決算に絡むところは恋愛に絡むポイントも多くて面白いので、今回も頑張ってお勉強しましょう。今回は有価証券のお話です。

「有価証券」は4種類

有価証券といえば、保有目的に応じて4種類の区分があり、決算時に時価評価したりしなかったりとか、特殊な仕訳があったりとかするので簿記学習者にとっては少々面倒くさいテーマですね。でも、この区分も恋愛に例えると面白いのです。

①売買目的有価証券

3級から学習しますね。しかし、実務ではあまり出てきません。

ここでいう「売買」は、パソコンの前にかじりついて日々の「デイトレーディング」をする株式のイメージです。有価証券をパートナーに例えるとすれば、1年間に何人もパートナーをコロコロ換える人以外は、用のない勘定科目ってことです(あ~最低!)。

売ることを目的としているから、取得原価ではなく時価評価です(今いくらの価値があるかが重要)いま付き合っている異性が、どのくらいの市場価値を持っているか。それによってある種の「ステータス」を感じる人も多いようですが(本当最低ですね!!)。

②満期保有目的の債券

2級で学習しますね。国債のように5年・10年といった満期まで保有するイメージです。

基本的には満期まで売りませんので時価評価はしませんが、取得価額と債権金額の差額を「金利の調整」と見た場合、償却原価法という方法で、毎期債権金額に近づけていきます(たとえば5年ものの国債で、取得価額95円、満期の額面金額100円ならば、1年あたり1円ずつ価額を上げていきます)。

ところで、恋愛の「満期」ってのは・・・結婚ですかね。となると、満期の金額がいくらなのかは見解の分かれるところです。「恋愛は結婚までの利息を調整する期間」と考えると、期待や策謀が交錯しそうな感じがいたします(実はちょっと怖い)。

③子会社株式および関連会社株式

支配目的で株式を購入した場合の保有区分です。時価評価はせず、貸借対照表価額は取得原価のままです。

他人に売るつもりはなく、自分で使うつもりで買うんですから、本質は設備や備品を買うのと同じですね。恋愛に例えれば、手放すつもりのない「結婚前提のお付き合い株式」と考えてよいでしょう。「子」会社ですし、もはや家族です。外部からどんな時価評価がされようと、家族は宝。恋愛に例えても安心感のある保有区分ですね。

ただ、一度結婚を決めたらいっさい時価(世間的な評価)を気にしない・・・ってのも、少々寂しい感じはいたしますね。異性として見られないのも寂しいものです(トホホ)。

④その他有価証券

これは1級から登場する有価証券ですが、なかなかの曲者です。

①②③以外の株式は全てこれになりますが、日本の場合は「持合い株式」といって、2つ以上の企業が相互に相手の株式を所有し合うことで、経営の安定化を図ろうとするものが多いです。

いつか売るかもしれないし、売らずに購入数を増やしてグループ会社にするかもしれないし・・・ちょうど①と③の間をフワフワした株式と考えるとよいでしょう。

すぐの売却を予定していないことから、もともとは時価評価なんてしなかったものですが、「国際的調和化の観点」から、時価評価するように制度が変わったのです(ただし「純資産直入法」といって、P/Lには影響を及ぼさない方法で時価評価をします)。

早い話が、ちゃんと時価を反映してくれないと、海外の投資家から見れば「含み損」が隠れていそうで困る・・・ってことでしょうか。

結婚は考えていないまでも、しばらく手放すつもりはないパートナー・・・そんなところでしょうか。そういう「都合のよい関係」に世間の厳しい目が入ったんですね(まさにゲスの極み?)。

評価は「手放す予定」かあるかどうかで変わる!

以上、有価証券の4つの区分を見てきました。

早い話が、「手放す予定」なのか、「保有し続ける予定」なのかによって、区分や評価方法が変わるということですね(手放すものは時価評価、保有し続けるものは取得原価ということです)

ただし、最後に注意点があります。子会社株式および関連会社株式のように、時価評価をしない有価証券であっても、時価の著しい下落があった場合には、回復する見込みがある場合を除き、「強制評価減」という減損処理を行うことになります。恋愛に置き換えれば、「結婚予定だから自分の価値は下がっても問題ない」なんて、安心してちゃダメってことです。

ちなみに「時価の著しい下落」とは、50%以上の減損を指すようです(だから「魅力半減」って言うんですかね)。一度冷めた愛は、「もう生理的にイヤ」なんて言われてしまったら、回復する見込みがないでしょうし。

「結婚することに決めたし、時価評価の恋愛は終わった(空気のような存在だ!)」と思っているカップルさんも、いま一度お互いの市場価値(時価)を確認し合うようにしましょう。また刺激的な恋愛が楽しめますよ(売買目的に走らない程度にね・・・フフフ)。

次回は、「税効果会計 ~記念日にこだわる?こだわらない?~」をお届けします。

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