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2016/9/19 updated

費用の認識 ~恋愛のための努力はいつから「認め」られる?~

費用の認識 ~恋愛のための努力はいつから「認め」られる?~

「恋愛簿記~男と女の会計学~(全12回)」の第6回をお送りします。

前回に引き続き「認識(仕訳・計上のタイミング)」の話です。今回は費用について考えてみましょう。

「費用」の認識タイミングを考える

前回も少しお話ししましたが、費用の場合は収益とは異なる「発生主義の原則」を取っています。

発生主義の原則とは「発生の事実」に基づいて費用を計上する考え方です。工業簿記の発想があれば分かりやすいでしょう。例えば「材料を投入する(材料費)」「労働力を投入する(労務費)」「電気を使う(経費)」といったタイミングです。

これらは先払いであろうと、後払いであろうと、お金を払うタイミングではなく、消費したタイミング(年度)に計上します。「前払費用(お金は払ったが・発生はまだ)」や「未払費用(発生は済んだが・お金の支払はまだ)」といった科目の存在意義はここにあります。

費用は言わずもがな、収益を得るためには欠かせないものです。すなわち恋愛における費用は、恋愛成就のための「努力」と置き換えてもいいかもしれません。相手の気を引くためにデートをする、プレゼントを贈る、食事に誘う・・・これらの費用は発生した時点で、費用計上してよいということになります。

デート代は現金払いであろうが、クレジット払い(買掛金)であろうが、費用計上できますが、破産だけはしないように(リアルな企業会計に乗せちゃダメですよ!)。

【仕訳】
デート費用(費用+)/現金(資産-)orクレジット買掛金(負債+)

そして、これらの努力に見合うだけの成果(収益)として、恋愛を成就することができるのです。分かりやすいですね。こうしてみると、恋愛ってすべて惚れた側の「先行投資」のような感じがいたします。

そして年度末、例えば3月末がやってきます。この時点で収益につながらなかった費用は、費用として計上することはできません。会社に例えれば、生産のためにお金を使っても、その製品が売れていかなければ「売上原価」としては計上することはできないということです。その場合はどうしますか?

そうです・・・期末に在庫として残っている分は3級の「し・くり・くり・し」でおなじみ、仕入(費用)を繰越商品(資産)に振り替える処理をしますね。同じようにデート費用も資産に振り替えておくことにします。

【仕訳】
繰越商品(資産+)/仕入(費用-)
【仕訳】
繰越愛情(資産+)/デート費用(費用-)

そして繰越商品は「在庫(資産)」として、また来年の売上に貢献することになります。このように、費用と収益のタイミングのズレを調整し、両者の対応関係を図ることを「費用収益対応の原則」と呼びます。どこかで恋愛が成就したときに、一気に費用に振り替えられるということです。

【仕訳】
デート費用(費用+)/繰越愛情(資産-)

ところが、悲しいパターンは、何年も何年もアタックし続けて、ずっと愛情が溜まったままの状態でしょうか・・・。

前回出てきた長期請負工事契約において、工事の進捗が客観的に把握できない場合は(恋愛なんて基本そうですよね・・・)、「工事完成基準」を採用します。この基準を採用した場合は、工事が完成するまでは収益が計上できないため、費用もすべて資産に振り替えられ続けていきます。この場合、「繰越愛情」がどんどん溜まっていきます(5年越しの恋?)。

恋愛に例えるとかなり「重い」ですね・・・。

今回は以上となります。

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