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ビジネス実務法務3級の科目別勉強法「企業財産の管理と法律」を解説!

ビジネス実務法務3級の科目別勉強法「企業財産の管理と法律」を解説!

皆さん、こんにちは。連載「ビジネス実務法務3級の科目別勉強法」、6回目の今回は「企業財産の管理と法律」について、法律ごとの違いを理解するために情報を整理・比較して覚える勉強法を紹介します。

出題範囲の中では比較的取り組みやすい「企業財産の管理と法律」は、きちんと法律ごとの違いと重要ワードを覚えておけば論点に迷うことなく解答できる問題が多いため、ここは手堅く得点に結び付けたいところですね。

ビジネス実務法務3級試験出題項目
1. ビジネス実務法務の法体系 (連載第3回
2. 企業取引の法務 (連載第4回
3. 債権の管理と回収(連載第5回
4. 企業財産の管理と法律 ←今回はココ!
5. 企業活動に関する法規則
6. 企業と会社のしくみ
7. 企業と従業員の関係
8. ビジネスに関連する家族法

「企業財産の管理と法律」とは?

ビジネス実務法務3級の出題範囲のうち、公式テキストの第4章「企業財産の管理と法律」では、法人の財産の取得や管理に関わる法律と、法人財産の中でも重要な地位にある知的財産権に関する内容が出題されます。

ビジネス実務法務3級の公式テキストに記載された「企業財産の管理と法律」の学習内容は以下の通りです。

・企業の財産取得にかかわる法律
・企業財産の管理と法律
・知的財産権

法人の財産といっても、企業の財務・法務部門に限った法律が出てくるわけではありません。預金者保護法や不動産登記制度など、個人の生活上でも役立つ知識が多く、財務・法務部門でなくとも社会人として知っておきたい内容です。

また、政府は2003年に知的財産戦略本部を立ち上げて以降、毎年「知的財産推進計画」を発表し、国の知的財産の創造・保護および活用に関する施策を推進しています。

試験対策として覚えるだけでなく、実務で役立てられる生きた知識として活用するための勉強法をみていきましょう。

比較して覚えたい「不動産・動産の二重譲渡」

これまでのビジネス実務法務3級の試験の傾向として、「企業財産の管理と法律」は、出題範囲が狭い割に、覚える内容が多い分野です。なかでも比較的多く出題されているのは「不動産・動産の二重譲渡」に関する問題です。

二重譲渡とは、1つの同じ商品を、別々の人に対して二重に売買契約してしまうこと。
もちろん商品は1つしかありませんから、買った側のどちらかが諦めなければなりません。では、その優先順位はどのようにして決めるのでしょうか?先に商品を確保したもの勝ちなのでしょうか?

実は、土地建物などの不動産と、自動車や腕時計といった動産では、優先順位が異なります。

この違いに関する部分は、実際の試験でも重要な項目。動産・不動産の所有権移転等の対抗要件などは、自分で表や図に書いて整理・比較して、しっかりと覚える勉強法がおすすめです。

今後さらに重要になる「知的財産権」

「知的財産権」には、特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権などが含まれます。

知的財産権は研究開発部門だけでなく、営業戦略やマーケティング、広告宣伝部門でも必要になる知識です。さらに企業活動のグローバル化に伴い、他国の市場で自社商品を販売する際にも知的財産権の知識が必要になっています。

例えば、中国の市場でも人気の高い日本の農産物ですが、特定のイチゴの品種名や和牛のブランド名は、すでに中国の企業によって中国国内で商標登録されています。
そのため中国市場では、日本の本物であるほうの農産物が「商標登録違反」となってしまい、本来の名称で販売できないという事態が起こっているのです。

国は「知的財産推進計画2016」において「地方、中小企業、農林水産分野等における知財戦略の推進」を重要課題として位置付け、中小企業・農業分野の知財戦略強化支援策を継続しています。

知的財産権の知識を持つビジネスパーソンは、都市部の大企業だけではなく全国のあらゆる産業でニーズがあるのです。

ビジネス実務法務3級においては、知的財産権に関する法律の条文を細かく覚える必要はありません。しかし、これまでの試験の傾向から出題頻度が高めといえるのは、知的財産権の種類や権利の存続期間など、暗記が必要になる内容です。

参考書を読むだけでなく、特許権・実用新案権・意匠権・商標権それぞれの定義や要件について表や図を作成し、情報を整理しながら覚える勉強法に取り組みましょう。

覚えた情報を忘れないために、スキマ時間にオンライン講座などを利用して何度も練習問題に取り組むこともおすすめですよ。

ビジネス実務法務3級の出題項目別勉強法

今回は、「企業財産の管理と法律」について、自分で表や図を作成して情報を整理・比較して覚える勉強法を説明しました。

次回は、得点しやすい「企業活動に関する法規制」のポイントと勉強法を解説していきます。

ビジネス実務法務3級講座

参考URL:
https://www.kentei.org/houmu/testinfo.html
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/
https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/seidogaiyo/chizai02.html
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFD1201I_S0A510C1CN8000/
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/170907/mca1709070500006-n1.htm

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